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頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
---|---|---|---|---|---|
p20 | 青枠内箇条書きの1行目 | 「くも膜下出血」など,危険な疾患の兆候 | 「くも膜下出血」や「脳卒中」など,危険な疾患の兆候 | 22/05/13 | |
p20 | 下から10行目 | 4.吐き気を伴う,光や匂いに過敏になる,片側が拍動するように痛むような頭痛(片頭痛) 片頭痛の症状がひどく,OTCでは十分に治まらない,頭痛にひどい吐き気を伴うような場合は,病院を受診し,専用の治療薬や予防薬(☞p.51)の必要性を検討する必要があります. |
【緊急】3.顔の片側に歪みがある,片腕に力が入らない,言葉がうまく出てこない(ろれつが回らない) こうした症状が見られる場合は,「脳卒中」を疑う必要があります4).すぐに119番通報してください(ACT-FASTキャンペーン). |
以下,元々の文献番号を 4)→5) 5)→6) に繰り下げ |
22/05/13 |
p20 | 下から14行目 | 【緊急】3.視野に異常がある | 【緊急】4.視野に異常がある | 22/05/13 | |
p22 | 参考文献 | 4)Kleindorfer DO, et al:Designing a message for public education regarding stroke: does FAST capture enough stroke? Stroke, 38:2864-2868, 2007[PMID:17761926] | 文献4を追加 | 22/05/13 | |
p23 | フローチャート (赤枠部を修正) | ![]() |
22/05/13 | ||
p24 | 基本方針の1行目 | 妊娠後期(28週以降)やインフルエンザのときに | 妊娠中~後期(20週以降)やインフルエンザのときに | 22/05/13 | |
p24 | 基本方針の下、上から2行目 | 妊娠後期(28週以降)に使う可能性がある | 妊娠中~後期(20週以降)に使う可能性がある | 22/05/13 | |
p27 | 「主な解熱鎮痛薬①アセトアミノフェン含有製剤」の表 | ![]() |
赤枠部を追加 「グレラン・ビット」を削除(販売中止のため) |
24/04/19 | |
p28 | 「主な解熱鎮痛薬②NSAIDs含有製剤」の表 | ![]() |
赤枠部を追加 「バファリンEX」「エキセドリンLOX」を削除 (販売中止のため) |
24/04/19 | |
p29 | 「イブプロフェン」の短所2行目 | 妊娠後期には胎児に影響する恐れがあるため,できるだけ避けた方がよい10) | 妊娠20週以降は胎児に影響する恐れがあるため,できるだけ避けた方がよい10,11) | 以下,元々の文献番号11以降を1ずつ繰り下げ | 22/05/13 |
p29 | 「イブプロフェン」の妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け, | 妊娠中~後期(20週以降)には避け, | 22/05/13 | |
p29 | 「ロキソプロフェン」の短所1行目 | 妊娠後期には胎児に影響する恐れがあるため,できるだけ避けた方がよい10) | 妊娠20週以降は胎児に影響する恐れがあるため,できるだけ避けた方がよい10,11) | 22/05/13 | |
p29 | 「ロキソプロフェン」の妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け, | 妊娠中~後期(20週以降)には避け, | 22/05/13 | |
p29 | こぼれ話 | NSAIDsが胎児に影響を及ぼす恐れがあるのは,妊娠後期(28週以降,予定日から12週以内)です.それ以外の期間は特に使用に問題ありません. | 妊娠初期(12週まで)のNSAIDs服用は,先天異常と関連しないという報告があります(PLoS One, 6:2011[PMID:21789231)]. | 22/05/13 | |
p29 | 「ロキソプロフェン」の商品例 | ロキソニンS,エキセドリンLOX,バファリンEX | ロキソニンS,ロキソニンSプレミアムファイン,ナロンLoxy | 24/04/19 | |
p30 | 「アスピリン」の短所2行目 | 妊娠後期は胎児に影響する恐れ,また分娩時には母体の出血リスクがあるため,避けた方がよい10) | 妊娠20週以降は胎児に影響する恐れ,また分娩時には母体の出血リスクがあるため,避けた方がよい10,11) | 以下,元々の文献番号11以降を1ずつ繰り下げ | 22/05/13 |
p30 | 「アスピリン」の妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け, | 妊娠中~後期(20週以降)には避け, | 22/05/13 | |
p30 | 「エテンザミド」の短所2行目 | 妊娠後期 | 妊娠中~後期 | 22/05/13 | |
p30 | 「エテンザミド」の妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け, | 妊娠中~後期(20週以降)には避け, | 22/05/13 | |
p30 | 「イソプロピルアンチピリン」の短所1行目 | 妊娠後期 | 妊娠中~後期 | 22/05/13 | |
p30 | 「イソプロピルアンチピリン」の妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け, | 妊娠中~後期(20週以降)には避け, | 22/05/13 | |
p31 | 参考文献 | 11)FDA:Nonsteroidal Anti-Inflammatory Drugs (NSAIDs): Drug Safety Communication - Avoid Use of NSAIDs in Pregnancy at 20 Weeks or Later(https://www.fda.gov/safety/medical-product-safety-information/nonsteroidal-anti-inflammatory-drugs-nsaids-drug-safety-communication-avoid-use-nsaids-pregnancy-20) | 文献11を追加 | 22/05/13 | |
p32 | 「アリルイソプロピルアセチル尿素」の注意点3行目 | 催眠鎮静薬を含む解熱鎮痛薬の使用で,薬疹の副作用は数多く報告されている7,8) | 催眠鎮静薬を含む解熱鎮痛薬の使用で,慢性中毒7)や薬疹の副作用は数多く報告されている8,9,10) | 以下,元々の文献番号を 7)→8) 8)→9) 9)→11) に繰り下げ |
22/05/13 |
p33 | 参考文献 | 7)Kawakami T, et al:Chronic bromvalerylurea intoxication: dystonic posture and cerebellar ataxia due to nonsteroidal
anti-inflammatory drug abuse. Intern Med, 37:788-791, 1998[PMID:9804091] 10)Hasegawa S, et al:Adverse event trends associated with OTC analgesic and antipyretic drug: data mining of the Japanese adverse drug event report database. Yakugaku Zasshi, 137:1301-1311, 2017[PMID:28966270] |
文献7,10を追加 | 22/05/13 | |
p35 | こぼれ話 | ワクチン接種によって,50歳以上の人の帯状疱疹の発症を97.2%抑制できることが報告されています(N Engl J Med, 372:2087-2096, 2015[PMID:25916341]). | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p37 | こぼれ話 | 参考文献のところで青字表記されている「PMID」を,PubMed(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/)のURLの後ろに付け加えることで,その論文を開くことができます. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p42 | A | 妊娠後期(28週以降)にNSAIDsを使うのは, | 妊娠中~後期(20週以降)にNSAIDsを使うのは, | 22/05/13 | |
p42 | 解説1行目 | 妊娠中,特に初期~中期のうちは, | 妊娠中,特に初期のうちは | 22/05/13 | |
p42 | 解説2行目 | しかし,妊娠後期(28週以降)にNSAIDsを使用すると, | しかし,妊娠中~後期(20週以降)にNSAIDsを使用すると, | 22/05/13 | |
p42 | 解説6行目の見出し | 妊娠後期(28週以降)のNSAIDs | 妊娠中~後期(20週以降)のNSAIDs | 22/05/13 | |
p42 | 解説7行目 | 妊娠後期(28週以降)の使用です. | 妊娠中~後期(20週以降)の使用です. | 22/05/13 | |
p42 | 解説11行目 | 新生児肺高血圧症などを誘発する恐れがあります1).このことから,妊娠後期の使用はできるだけ避ける必要があります. | 新生児肺高血圧症などを誘発する恐れがあります1).また2020年秋には,アメリカ食品医薬品局(FDA)が妊娠20週以降の時点でも,胎児の腎臓に悪影響を与える恐れがあるとして注意喚起を出しています2).このことから,妊娠20週以降の使用はできるだけ避ける必要があります. | 以下,元々の文献番号を 2)→3) 3)→4) に繰り下げ |
22/05/13 |
p42 | 解説下から4行目 | 「妊娠後期には避けた方がよい」 | 「妊娠中~後期には避けた方がよい」 | 22/05/13 | |
p42 | 参考文献 | 2)FDA:Nonsteroidal Anti-Inflammatory Drugs (NSAIDs): Drug Safety Communication - Avoid Use of NSAIDs in Pregnancy at 20 Weeks or Later(https://www.fda.gov/safety/medical-product-safety-information/nonsteroidal-anti-inflammatory-drugs-nsaids-drug-safety-communication-avoid-use-nsaids-pregnancy-20) | 文献2を追加 | 22/05/13 | |
p43 | 解説下から3行目 | 妊娠の初期~中期(27週まで)や授乳中には, | 妊娠の初期(20週まで)や授乳中には, | 22/05/13 | |
p44 | 解説上から12行目 | さらに,催眠鎮静薬を配合した痛み止めでは,薬疹の副作用も多く報告されている3,4) ほか, | さらに,催眠鎮静薬を配合した痛み止めでは,慢性中毒や皮膚障害を起こしやすい3,4) ほか, | 22/05/13 | |
p44 | 参考文献 | 3)東 禹彦:アリルイソプロピルアセチル尿素とブロモバレリル尿素で同一部位に固定薬疹を生じた1例.皮膚の科学,13:435-438,2014 4)脇坂ちひろ, 飯豊深雪:アリルイソプロピルアセチル尿素による固定薬疹の1例.アレルギー,54:569-571,2005 |
3)Kawakami T, et al:Chronic bromvalerylurea intoxication: dystonic posture and cerebellar ataxia due to nonsteroidal
anti-inflammatory drug abuse. Intern Med, 37:788-791, 1998[PMID:9804091] 4)Hasegawa S, et al:Adverse event trends associated with OTC analgesic and antipyretic drug: data mining of the Japanese adverse drug event report database. Yakugaku Zasshi, 137:1301-1311, 2017[PMID:28966270] |
22/05/13 | |
p45 | こぼれ話 | 「ロキソプロフェン」は,二日酔いの頭痛に効果的とする報告があります(Alcohol, Nov 2, 2019[PMID:31689482]). | こぼれ話を追加 | 20/01/10 | |
p45 | 『ロキソニン』シリーズの表 | ![]() |
赤枠部を追加 | 24/04/19 | |
p45 | 『バファリン』シリーズの表 | ![]() |
赤枠部を追加 「バファリンEX」を削除 (販売中止のため) |
24/04/19 | |
p46 | こぼれ話 | NSAIDs過量摂取時の典型的な症状には「吐き気」や「頭痛」のほかに「眠気」が挙げられています(Drug Saf, 5:252-274, 1990[PMID:2198051]).頻繁に眠気を訴えられる際は,服用量にも注意した方がよいかもしれません. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p46 | 『エキセドリン』シリーズの表 | 「エキセドリンLOX」の行を削除 | 販売中止のため | 24/04/19 | |
p48 | 12行目 | 「アスピリン」は,1日75~300mg程度の低用量で服用すると血液を固まりにくくする「抗血小板作用」が発揮されます1).ところが,1日1,000mgを超えるような高用量で服用すると,この「抗血小板作用」は失われ,その代わりに「解熱鎮痛作用」が発揮されるようになります(アスピリン・ジレンマ)2). つまり,脳梗塞や心筋梗塞の予防のために低用量の「アスピリン」を服用している人が,痛み止めとして「アスピリン」を追加で服用してしまうと,大切な「抗血小板作用」が失われてしまう恐れがあるということです.そのため,抗血小板薬として「アスピリン」を服用している人は,痛み止めとして「アスピリン」を使うことはできません. |
こうした「抗血小板薬」として「アスピリン」を使用する場合,基本的に1日75~325mg程度の低用量1)ですが,「解熱鎮痛薬」として「アスピリン」を使用する場合は,1回500mgを超えるような高用量で服用します2).1日1,500mgまでは増量しても「抗血小板作用」が失われてしまう「アスピリン・ジレンマ」は起こらないとされています3)が,痛み止めとして「アスピリン」を使用する場合は1日量がこれを上回る場合もあるため,注意が必要です. | 19/12/13 | |
p48 | 本文下から3行目 | 他のNSAIDsの併用でも効果が弱まってしまうことが報告されています. | 他のNSAIDsとの併用でも効果が弱まってしまう可能性が指摘されています. | 19/12/13 | |
p48 | 文献3を追加 | 3) Antithrombotic Trialists' Collaboration.:Collaborative meta-analysis of randomised trials of antiplatelet therapy for prevention of death, myocardial infarction, and stroke in high risk patients. BMJ, 324:71-86, 2002[PMID:11786451] | 元の文献3)を4)に 文献4)を5)に繰り下げ | 19/12/13 | |
p50 | 製剤上の特徴をもつOTC医薬品 | ![]() |
「ロキソニンSプレミアムファイン」を追加 「グレラン・ビット」を削除(販売中止のため) |
24/04/19 | |
p52 | 豆知識 | 「グルコサミン」や「コンドロイチン」は,膝などの痛みを和らげるか? テレビCMなどでよく「膝などの痛みを和らげる」と紹介されている「グルコサミン」や「コンドロイチン」ですが,変形性関節症の痛みを少し和らげるとする報告もあります.しかし,こうした効果が示唆されているのは業界が主導した研究で,業界と独立して行われた研究だけで評価すると統計学的に有意な鎮痛効果は示されていない1)など,その解釈は非常に難しいことになっています.使っている本人が効果を実感できているのかどうかが,重要な判断基準になりそうです. 1) Wandel S, et al:Effects of glucosamine, chondroitin, or placebo in patients with osteoarthritis of hip or knee: network meta-analysis. BMJ, 341:c4675, 2010[PMID:20847017] |
「NSAIDsの分類」の前に追加 | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p59 | 表中「フェキソフェナジン」の「妊娠」の項目 | 疫学調査「-」 | 疫学調査「○」 | 20/07/31 | |
p59 | 「主なアレルギー性鼻炎の薬(内服)」の表 | ![]() |
赤枠部を追加 | 24/04/19 | |
p62 | こぼれ話 | 眼圧が高めの人は,早めに薬物治療を行うことで,緑内障の発症を防げることが報告されています(Arch Ophthalmol, 120:701-713, 2002[PMID:12049574]). | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p62 | 「フェキソフェナジン」の「長所」 | 授乳中でも安全に使える 4) | 妊娠中・授乳中の女性にも使える 4,16) | 20/07/31 | |
p62 | 「フェキソフェナジン」の「妊娠中」 | 前駆物質である「テルフェナジン」で,リスク増加は報告されていない16) | 「セチリジン」や「ロラタジン」と同様に,胎児のリスク増加と関連しない16) | 20/07/31 | |
p63 | 参考文献 | 16) Källén B:Use of antihistamine drugs in early pregnancy and delivery outcome. J Matern Fetal Neonatal Med, 11:146-152, 2002[PMID:12380668] | 16) Andersson NW, et al:Association between fexofenadine use during pregnancy and fetal outcomes. JAMA Pediatr, e201316, 2020[PMID:32478810] | 20/07/31 | |
p63 | こぼれ話 | 「ベポタスチン(医療用:タリオン)」もスイッチOTCとして承認はされていますが,販売はされていません. | 医療用の『タリオン』と同じ「ベポタスチン」製剤の『タリオンAR』も,2020年12月に発売されています.食事の影響を受けにくいのが長所です. | 22/05/13 | |
p64 | 「プソイドエフェドリン」の商品例 | 新コンタック600プラス | アレグラFXプレミアム,新コンタック600プラス | 24/04/19 | |
p69 | 豆知識 | どの薬を選んでも,効果には大差なさそう OTCとしても販売されている「アゼラスチン」・「セチリジン」・「エバスチン」・「エピナスチン」・「フェキソフェナジン」・「ロラタジン」では,スギ花粉症に対する効果に差はないとする報告があります1).そのため,眠気のリスクや服用回数,値段などの観点から選ぶのがよいと考えられます. 1)Kakutani C, et al:Comparison of clinical efficacy and cost-quality of antihistamines in early treatment for Japanese cedar pollinosis. Arerugi, 55:554-565, 2006[PMID:16883093] |
「鼻の周りに「ワセリン」」の前に追加 | 20/07/31 | |
p69 | こぼれ話 | 鼻腔内への花粉の侵入率は,マスクの着用によって減らせることが確認されていますが,風が強い日にはこの効果が弱まるとされています(Rhinology, 43:266-270, 2005[PMID:16405270]). | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p70 | 解説上から6行目 | 予防的に薬を使う(初期療法)ことで,症状を軽く抑えることができますが, | 予防的に薬を使う(初期療法)ことで,症状を軽く抑えることができます1)が, | 以下,元々の文献番号を 1)→2) 2)→3) 3)→4) に繰り下げ |
22/05/13 |
p70 | 参考文献 | 1)Higaki T, et al:Early interventional treatment with intranasal corticosteroids compared with postonset treatment in pollinosis. Ann Allergy Asthma Immunol, 109:458-464, 2012[PMID:23176888] | 文献1を追加 | 22/05/13 | |
p76 | 「妊娠中の安全性評価「オーストラリア基準」の評価」の表の下の本文 | 【A】に分類される「クロルフェニラミン」・「ジフェンヒドラミン」は妊娠中の安全性情報も豊富です1).また,「ロラタジン」2)・「セチリジン」3)も疫学調査で催奇形性は否定されています.「フェキソフェナジン」は,それ自体の疫学調査は少ないですが,前駆物質の「テルフェナジン」で催奇形性が否定されている3)ため,同様に安全性は高いと考えられます. | 【A】に分類される「クロルフェニラミン」・「ジフェンヒドラミン」は妊娠中の安全性情報も豊富です1).また,「ロラタジン」2)・「セチリジン」3)・「フェキソフェナジン」4)も疫学調査で催奇形性は否定されています.古い「第一世代」の薬でなければならない,と思い込みで選択肢を狭めないよう注意が必要です. | 元の文献4は文献5に繰り下げ | 20/07/31 |
p77 | 7行目 | また国立成育医療研究センターの「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」にも掲載されています.一方,乳児に傾眠傾向が報告8)された「クレマスチン」や「クロルフェニラミン」の安全性は低く評価されていますが, | また国立成育医療研究センターの「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」にも掲載されています5).一方,乳児に傾眠傾向が報告された「クレマスチン」6)の安全性は低く評価されていますが, | 20/07/31 | |
p77 | 参考文献 | 4) Andersson NW, et al:Association between fexofenadine use during pregnancy and fetal outcomes, JAMA Pediatr, e201316, 2020[PMID:32478810] 6) Kok TH, et al:Drowsiness due to clemastine transmitted in breast milk. Lancet, 1:914-915, 1982[PMID: 6122135] |
文献4, 6を追加 元の文献4は文献5に繰り下げ | 20/07/31 | |
p80 | 「製剤上の特徴をもつOTC医薬品」に追加 | ![]() |
20/07/31 | ||
p80 | 「製剤上の特徴をもつOTC医薬品」の「クラリチンEX「OD錠」」のお勧めポイント2つめ | 授乳中の使用は添付文書上で制限されているが,妊娠・授乳中の安全性評価は高い | 授乳中の使用は添付文書上で制限されているが,安全性評価は高い | 20/07/31 | |
p81 | 成分 | ●軽度鎮静性:メキタジン1.33mg ●血管収縮:プソイドエフェドリン25mg ●生薬:ベラドンナ総アルカロイド0.133mg ●消炎:グリチルリチン酸20mg ●中枢興奮・鎮痛:無水カフェイン50mg |
●軽度鎮静性:メキタジン1.33mg ●血管収縮:プソイドエフェドリン25mg ●血管収縮:dl-メチルエフェドリン25mg ●生薬:ベラドンナ総アルカロイド0.133mg ●生薬:シンイエキス8mg ●中枢興奮・鎮痛:無水カフェイン36.66mg |
20/01/10 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
---|---|---|---|---|---|
p92 | こぼれ話 | エビデンスはまだ十分ではありませんが,感染後咳嗽には中枢性鎮咳薬よりも漢方薬の『麦門冬湯』の方が効果的とする報告もあります(J Ethnopharmacol, 178:144-154, 2016[PMID:26666732]). | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p95 | 「主な鎮咳・去痰薬」の表 | ![]() |
赤枠部を追加 「セキセチンSP錠」を削除(販売中止のため) |
24/04/19 | |
p96 | こぼれ話 | 薬師が主人公の漫画「薬屋のひとりごと」でも,ハチミツの乳幼児に対するリスク(乳児ボツリヌス症)がテーマとして扱われています. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p96 | 「デキストロメトルファン」の商品例 | プレコール持続性せき止めカプセル,新コンタックせき止めダブル持続性 | メジコンせき止め錠Pro,プレコール持続性せき止めカプセル,新コンタックせき止めダブル持続性 | 24/04/19 | |
p96 | 「チペピジン」の商品例 | セキセチンSP錠,小児用せきどめチュアブル | 小児用せきどめチュアブル | 24/04/19 | |
p98 | 「カルボシステイン」の商品例 | 新エスエスブロン錠エース,ストナ去たんカプセル | ムコダイン去たん錠Pro500,ストナ去たんカプセル,新エスエスブロン錠エース | 24/04/19 | |
p110 | 豆知識 | ![]() |
表と出典を変更 | 24/04/19 | |
p113 | 製剤上の特徴をもつOTC医薬品 | 商品名:ピタスせきトローチ(大鵬薬品) お勧めポイント →「デキストロメトルファン」以外の配合成分が少ない製剤 →「ハチミツ」では胸焼けする人の,風邪の時の咳止めに 成分(1個中)1日6回 ●鎮咳:デキストロメトルファン 10 mg ●去痰:グアヤコール 23.3 mg ●殺菌消毒:セチルピリジニウム 1 mg |
商品を追加 | 20/01/10 | |
p113 | 製剤上の特徴をもつOTC医薬品 | ![]() |
「メジコンせき止め錠Pro」を追加 「セキセチンSP錠」を削除(販売中止のため) |
24/04/19 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
---|---|---|---|---|---|
p130 | 主な総合感冒薬 ①成分を軸にした表 | ![]() |
パブロンSαの成分「ジヒドロコデインリン酸塩」を「デキストロメトルファン」に修正 ※パブロンSαは在庫がなくなり次第,販売終了 |
24/08/16 | |
p131 | 主な総合感冒薬 ②ブランドを軸にした表 | ![]() |
パブロンSαの成分「ジヒドロコデインリン酸塩」を「デキストロメトルファン」に修正 ※パブロンSαは在庫がなくなり次第,販売終了 |
24/08/16 | |
p140 | 製剤上の特徴をもつOTC医薬品 | ![]() |
「ストナファミリー」を追加 「新コンタックかぜ総合」を削除 |
24/04/19 | |
p141 | こぼれ話 | 「カフェイン」は,風邪によって起こる“注意力の低下”を軽減する効果が確認されています(J Psychopharmacol, 11:319-324, 1997[PMID: 9443519]) | こぼれ話を追加 | 24/04/19 | |
p142 | 製剤上の特徴をもつOTC医薬品 | ![]() |
「メジコンせき止め錠Pro」を追加 「ベンザブロックトローチ」」を削除 |
24/04/19 | |
p142 | こぼれ話 | 「カフェイン」の摂取は,総睡眠時間を45分短縮,睡眠効率を7%悪化させる,とされています(Sleep Med Rev, 69:2023[PMID: 36870101]). | こぼれ話を追加 | 24/04/19 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
---|---|---|---|---|---|
p147 | 点鼻薬の分類 1行目 | ステロイド:ベクロメタゾン,フルニソリド,プレドニゾロン | ステロイド:ベクロメタゾン,フルニソリド,フルチカゾン,プレドニゾロン | 20/01/10 | |
p147 | 点鼻薬の分類 | ステロイド:べクロメタゾン,フルニソリド,フルチカゾン,プレドニゾロン | ステロイド:べクロメタゾン,フルチカゾン,プレドニゾロン | 24/04/19 | |
p148 | こぼれ話 | 医療用の『フルナーゼ』などに使われている「フルチカゾン プロピオン酸エステル」の点鼻薬も,2019年4月に要指導医薬品への指定が告示されています(平成31年厚生労働省告示第231号). | こぼれ話を削除 | 20/01/10 | |
p149 | こぼれ話 | ステロイド点鼻薬の「ロートアルガードクリアノーズ」は「メントール」を含まないため, | ステロイド点鼻薬の「ロートアルガードクリアノーズ」や「フルナーゼ」は「メントール」を含まないため, | 20/01/10 | |
p149 | 主な点鼻薬 | 「フルナーゼ点鼻薬」を追加 ※1図 参照 |
20/01/10 | ||
p149 | 「主な点鼻薬」の表 | ![]() |
「コンタック鼻炎スプレー」~「フルナーゼ点鼻薬」の部分を赤枠部に変更 「ザジテンAL鼻炎スプレーα」を削除(販売中止のため) フルニソリドの列を削除 |
24/04/19 | |
p150 | 主な有効成分の特徴 | 「フルチカゾン」を追加 ※文献8)追加により,以下,文献番号を1ずつ繰り下げる. ※2図 参照 |
20/01/10 | ||
p150 | 主な有効成分の特徴 「ベクロメタゾン」の短所 | 高血圧・糖尿病の患者には使用しないよう記載されている4) | 高血圧・糖尿病・緑内障の患者には使用しないよう記載されている4) | 20/01/10 | |
p150 | 主な有効成分の特徴 | 「フルニソリド」の項目を削除 | 24/04/19 | ||
p151 | こぼれ話 | 医療用の『フルナーゼ』と同じ「フルチカゾンプロピオン酸エステル」の点鼻薬も発売が予定されています.他の「ステロイド」点鼻薬と同様,1日2~4回の噴霧,最長3カ月で使う製剤です. | こぼれ話を削除 | 20/01/10 | |
p151 | こぼれ話 | 「点鼻薬で鼻血が出た」という副作用の経験はよく耳にしますが,点鼻薬のノズルを勢いよく奥まで挿入したという「物理的な要因」による症例も少なくありません. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p151 | 「ケトチフェン」の商品例 | ザジテンAL鼻炎スプレーα,パブロン点鼻クイック | パブロン点鼻クイック | 24/04/19 | |
p152 | 参考文献 | 8) Carr WW, et al:Comparison of intranasal azelastine to intranasal fluticasone propionate for symptom control in moderate-to-severe seasonal allergic rhinitis. Allergy Asthma Proc, 33:450-458, 2012[PMID:23127291] | 文献8)を追加 以下,文献番号を1ずつ繰り下げる. | 20/01/10 | |
p157 | こぼれ話 | ステロイドの点鼻薬の中でも「フルチカゾンプロピオン酸エステル」は,「抗ヒスタミン薬」と比べて速効性も劣らないことが報告されています(Allergy Asthma Proc, 33:450-458, 2012[PMID:23127291]). | こぼれ話を追加 | 20/01/10 | |
p161 | 本文下から12行目 | 授乳中の使用に関しても基本的に問題ないとされています4)が,一部「フルニソリド」は添付文書上の制限があることに注意が必要です. | 授乳中の使用に関しても基本的に問題ないとされています4). | 24/04/19 | |
p162 | 本文1行目 | 「ベクロメタゾン」単剤の点鼻薬(例:ナザールαAR)は,添付文書上,高血圧・糖尿病・緑内障の人に使ってはいけないことになっています. | 添付文書上,「ベクロメタゾン」の点鼻薬は高血圧・糖尿病・緑内障の人に,「フルニソリド」の点鼻薬は高血圧・緑内障の人に対して使用制限が設けられています. | 20/01/10 | |
p162 | 本文1行目 | 「べクロメタゾン」の点鼻薬は高血圧・糖尿病・緑内障の人に,「フルニソリド」の点鼻薬は高血圧・緑内障の人に対して | 「べクロメタゾン」の点鼻薬は高血圧・糖尿病・緑内障の人に対して | 24/04/19 | |
p162 | 本文下から2行目 | また緑内障に関しても,代替案として抗コリン作用の強い第一世代の薬や「メキタジン」の飲み薬を選んでしまわない(☞p.79)ようにしてください. | なお,2019年11月に登場した「フルチカゾン」の点鼻薬『フルナーゼ』では,こうした高血圧・糖尿病・緑内障に対する制限はなくなっています(☞p.163). | 20/01/10 | |
p162 | こぼれ話 | 緑内障(閉塞隅角緑内障)には,抗コリン作用の強い第一世代の抗ヒスタミン薬や「メキタジン」の内服薬を選ばない(☞p.79)よう注意が必要です. | こぼれ話を追加 | 20/01/10 | |
p163 | 製剤上の特徴をもつOTC医薬品 | 商品名:パブロン点鼻クイック(大正製薬) お勧めポイント →噴霧した後,薬剤が鼻粘膜でゲル化して留まるため,液だれしにくい →面接やプレゼンなどの前に使う点鼻薬としては嬉しい製剤工夫 成分(100mL中)1日4回 ●抗ヒスタミン:ケトチフェン 75.6 mg ●血管収縮薬:ナファゾリン 25 mg |
商品名:フルナーゼ点鼻薬(季節性アレルギー専用) (グラクソ・スミスクライン) お勧めポイント →花粉症の際に,シーズンを通して使える(年間上限:3カ月) →他のステロイド点鼻薬と違い,高血圧・糖尿病・緑内障に対する使用制限がない →OTCのステロイド点鼻薬の中では,速効性にも優れている 成分(100mL中)1日4回まで ●ステロイド:フルチカゾン 51mg |
商品を差し替え | 20/01/10 |
p163 | 製剤上の特徴をもつOTC医薬品 | 「ロートアルガードクリアノーズ(季節性アレルギー専用)」と「ザジテンAL鼻炎スプレーα」を削除 | 販売中止のため | 24/04/19 | |
p163 | 豆知識 | <季節性アレルギー専用>のステロイドの点鼻薬 ステロイドの点鼻薬を花粉症治療の中心として用いる場合は,商品に<季節性アレルギー専用>と書かれたものを選ぶのがポイントです.この表記があるものは,連用に適さない「血管収縮薬」の配合がなく,また年間の使用期間も3カ月と,花粉が飛んでいるシーズンを通して使うことができるようになっています. |
豆知識を追加 | 24/04/19 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p175 | 「合成ヒドロタルサイト」の「妊娠中」 | 局所で作用し,ほとんど血液中に吸収されるため,使用可とされている | 局所で作用し,ほとんど血液中に吸収されないため,使用可とされている | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p194 | 「酸化マグネシウム」の「短所」 | ・1日の投与量が1,650mg以上,もしくは36日以上の連続服用は,高マグネシウム血症のリスク要因とされている4) | 20/07/31 | ||
p197 | 参考文献 | 4)Wakai E, et al:Risk factors for the development of hypermagnesemia in patients prescribed magnesium oxide: a retrospective cohort study. J Pharm Health Care Sci, 5:4, 2019[PMID:30805197] | 文献4を追加 元の文献4)以降は1つずつ繰り下げ | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p206 | こぼれ話 | 10万件の「カンピロバクター」感染につき,ギランバレー症候群が483~699件発症する可能性がある,という調査推計があります | 10万件の「カンピロバクター」感染につき,ギランバレー症候群が約49件発症する可能性がある,という調査推計があります | 20/07/31 | |
p212 | こぼれ話 | 新しいコクランレビュー(Cochrane Database Syst Rev:CD003048, 2020[PMID: 33295643]では,感染性の下痢に対する善玉菌製剤の有効性はやや否定的な論調に変わっています. | こぼれ話を追加 | 22/05/13 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p247 | 「3.発熱,体重減少などの全身症状を伴っている」の項目 | 「腰痛」などの関節痛に,発熱や体重減少などの全身症状が伴っている場合,感染症や悪性腫瘍などの可能性を疑う必要があります. | 「腰痛」や「関節痛」に発熱などの全身症状を伴う場合,感染症や悪性腫瘍を疑う必要があります. | 20/01/10 | |
p247 | 下から2行目 | 1週間で50%,2週間で80%が自然治癒1) | 1週間で50%,2週間で80%が自然治癒2) | 20/01/10 | |
p247 | 参考文献 | 1)Borenstein DG:A clinician's approach to acute low back pain. Am J Med, 102:16S-22S, 1997 [PMID:9217555] | 1)Kreiner M, et al:Craniofacial pain as the sole symptom of cardiac ischemia: a prospective multicenter study. J Am Dent Assoc, 138:74-79, 2007[PMID:17197405] 2)Borenstein DG:A clinician's approach to acute low back pain. Am J Med, 102:16S-22S, 1997[PMID:9217555] |
20/01/10 | |
p248 | 下から2行目 | 妊娠中,特に後期(28週以降) | 妊娠中,特に20週以降 | 22/05/13 | |
p252 | 「ジクロフェナク」の妊娠中 | 妊娠後期の | 妊娠中~後期の | 22/05/13 | |
p252 | 「フェルビナク」の妊娠中 | 妊娠後期の | 妊娠中~後期の | 22/05/13 | |
p252 | 「インドメタシン」の妊娠中 | 妊娠後期の | 妊娠中~後期の | 22/05/13 | |
p253 | 「ロキソプロフェン」の商品例 | ロキソニンSテープ,ロキソニンSパップ,ロキソニンSゲル | ロキソニンSテープ,ロキソニンSパップ,ロキソニンSゲル,ロキソニンSローションa | 22/05/13 | |
p253 | 「ロキソプロフェン」の妊娠中 | 妊娠後期の | 妊娠中~後期の | 22/05/13 | |
p253 | 「ケトプロフェン」の妊娠中 | 妊娠後期の | 妊娠中~後期の | 22/05/13 | |
p253 | 「ピロキシカム」の妊娠中 | 妊娠後期の | 妊娠中~後期の | 22/05/13 | |
p262 | 解説上から10行目 | なお,妊娠の初期~中期にかけては, | なお,妊娠の初期(12週まで)は, | 22/05/13 | |
p254 | こぼれ話 | 家族が使っていた医療用麻薬製剤(貼り薬)を温シップなどと間違って使い,オピオイド中毒で死亡・入院した事例は多く報告されています.「たかが貼り薬」という認識での使い回しは非常に危険です. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p277 | 「ベタメタゾン吉草酸エステル」の商品例 | ベトネベートクリームS,ベトネベートN軟膏AS | リンデロンVs軟膏,ベトネベートクリームS,ベトネベートN軟膏AS | 24/04/19 | |
p284 | 下の表の「ステロイド」の3行目 | ベトネベートクリームS | リンデロンVsクリーム | 24/04/19 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p299 | こぼれ話 | 「ヘパリン類似物質」の医薬部外品(Cartéヒルドイド)が,高機能スキンケア商品としてコーセーマルホファーマから発売されます. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 | |
p305 | こぼれ話 | せっけんなどを使った頻繁な「手洗い」は肌荒れの原因になりますが,これは普通のハンドクリームでも軽減できることが報告されています(BMC Dermatol, 6:1, 2006[PMID:16476166]). | こぼれ話の追加 | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p318 | 基本方針の下、上から4行目に追加 | ◆スポーツ選手→ステロイドの「トリアムシノロン」を避ける(競技会時) | 22/05/13 | ||
p321 | 「トリアムシノロン」の短所 | ・2021年から,口腔内の局所使用もドーピングの禁止薬物(競技会時)に指定されている3) | 短所の2番目に追加 以下,元々の文献番号を 3)→4) 4)→5) 5)→6) に繰り下げ |
22/05/13 | |
p321 | 参考文献 | 3)公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構「糖質コルチコイドの口腔内局所使用についての注意喚起」 | 文献3を追加 | 22/05/13 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p355 | こぼれ話 | 2種以上の点眼薬を使う際,基本的に最低でも5分以上の間隔をあける必要があります.場合によってはそれ以上の間隔が必要なこともあるため,添付文書等での確認が必要です. | 2020年3月12日に,「ヒアルロン酸Na」の点眼薬が要指導医薬品として承認されています.目の乾きに対して効果の高い薬が,OTCにも登場します. | 20/07/31 | |
p354 | こぼれ話 | 2種以上の点眼薬を使う際,基本的に最低でも5分以上の間隔をあける必要があります.場合によってはそれ以上の間隔が必要なこともあるため,添付文書等での確認が必要です. | p355のこぼれ話を移動 | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p406 | こぼれ話 | 1カ月に6~10本程度の「少量の喫煙」であっても,死亡リスクの上昇と関連していることが報告されています(JAMA Netw Open, 3:e206436, 2020[PMID:32492162]. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p428 | こぼれ話 | 塩素系物質の空気中への噴霧は,感染対策に効果がないばかりか,眼や皮膚・呼吸器に有害であると世界保健機関(WHO)も注意喚起を行っています. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 |
頁 | 場所 | 修正前 | 修正後 | 補足 | 掲載 |
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p434 | フローチャート (赤枠部を修正) | ![]() |
22/05/13 | ||
p434 | 使い分けのポイント | ・20%以上の「ディート」が,最長で10時間ほどの防御効果を発揮します1). ・「イカリジン」は,「ディート」とほぼ同等の効果があり,刺激も少なめです2). ・「ディート」はプラスチック製品や合成繊維を変色・変質させることがありますが,「イカリジン」はその心配がありません. ・植物由来の虫除け成分は,短時間しか効果が持続せず1),ものによっては20分程度で効き目が切れます3). |
・効果の持続時間は,20%以上の「ディート」で最長10時間1),「イカリジン」で約6~8時間,植物由来の成分で20分程度2)とされています. ・「ディート」はノミやサシバエにも有効で,本格的なアウトドアの際に有用です. ・「イカリジン」は,蚊に対して「ディート」とほぼ同等の効果があり,刺激も少なめです3). ・「ディート」はプラスチック製品や合成繊維を変色・変質させることがありますが,「イカリジン」はその心配がありません. |
22/05/13 | |
p435 | 参考文献 | 2)Scheinfeld N:Picaridin:a new insect repellent. J Drugs Dermatol, 3:59-60, 2004[PMID:14964747] 3)Fradin MS & Day JF:Comparative efficacy of insect repellents against mosquito bites. N Engl J Med, 347:13-18, 2002[PMID:12097535] |
2)Fradin MS & Day JF:Comparative efficacy of insect repellents against mosquito bites. N Engl J Med, 347:13-18,
2002[PMID:12097535] 3)Scheinfeld N:Picaridin:a new insect repellent. J Drugs Dermatol, 3:59-60, 2004[PMID:14964747] |
文献2,3を入れ替え | 22/05/13 |
p436 | こぼれ話 | より広い微生物に作用する「高水準消毒薬」には,グルタラール製剤,フタラール製剤,過酢酸製剤があります.芽胞をつくる細菌にも有効で,主に医療機器の化学滅菌に使用します. | 麻疹は感染力が強く(空気感染),手洗いやマスクでは防げません.一方,ワクチンでは1回接種で95%,2回接種で99%が免疫を獲得できます(国立感染症研究所「麻疹Q&A」). | 元のこぼれ話はp436「主な成分と,効果のある微生物」の表の注釈として移動 | 20/07/31 |
p436 | 「主な成分と,効果のある微生物」の表,「使い分けのポイント」7行目,「よくある疑問」2行目・表タイトル (計5箇所) | 次亜塩素酸 | 次亜塩素酸Na | 20/07/31 | |
p437 | 1〜6行目 |
「せっけん」で洗った後,消毒薬を使ってもよい? 「せっけん」の成分が残ったままで消毒薬を使うと,その消毒効果が低下することが知られています.そのため,「せっけん」はきれいに洗い流してから消毒薬を使う必要があります. なお,1 人でしっかりと手を洗えない保育園児や幼稚園児の場合,手洗いをさせるよりも手指消毒を使った方が効果的とする報告もあります7).子どもに限らず,手洗いが面倒という人には,手指消毒を勧めるのもよい選択肢になります. |
「流水+せっけんの手洗い」と「エタノールの手指消毒」の効果は変わらない 通常の感染症予防において,「流水+せっけんの手洗い」と「エタノールの手指消毒」に大きな差はありません7).新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染対策として消毒用エタノールが人気ですが,しっかりと手洗いできる状況であれば無理に消毒用エタノールを使う必要はありません.なお,きちんと手洗いできない保育園児や幼稚園児の場合は,手指消毒の方が効果的という報告もあります8). ※正しい手洗いの方法:厚生労働省「手洗い」 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf |
20/07/31 | |
p437 | 7〜12行目 | 「麻疹」は手指消毒が対策になる? 「麻疹」のウイルスはエンベロープをもち,比較的消毒薬に対する抵抗力が弱いウイルスです.そのため,低水準の消毒薬でも消毒が可能という報告があります2).しかし,「麻疹」の感染力はきわめて強力なため,いくら手指を頻繁に消毒したところで防げるものではありません(マスクでも防げません).現状,唯一の予防策は「ワクチン接種」とされており,ワクチン接種では1 回で95 % ,2 回で99 %が免疫を獲得できます8). |
消毒用の「エタノール」は濃度に注意 「エタノール」は,濃度が高過ぎても低過ぎても消毒効果が得られません.また,濃度の単位も3種類が混在しているため,誤用に注意が必要です(詳しくは:https://www.fizz-di.jp/archives/1077343845.html). ※日本薬局方「消毒用エタノール」の濃度を,3つの単位で表記した場合 9,10) ・体積百分率:76.9~81.4vol%(溶液100mL中に,エタノールが76.9~81.4mL含まれる) ・質量百分率:69.9~75.3w/w%(溶液100g中に,エタノールが69.9~75.3g含まれる) ・質量対体積百分率:60.9~64.7w/v% (溶液100mL中に,エタノールが60.9~64.7g含まれる) |
20/07/31 | |
p437 | 参考文献 | 7) Azor-Martinez E, et al:Effectiveness of a hand hygiene program at child care centers:a cluster randomized trial. Pediatrics, 142:doi:10.1542/peds.2018-1245, 2018[PMID:30297500] 8) 国立感染症研究所:麻疹Q&A |
7) Vessey JA, et al:Comparing hand washing to hand sanitizers in reducing elementary school students' absenteeism. Pediatr Nurs.33:368-372, 2007 [PMID:17907739] 8) Azor-Martínez E, et al:Effectiveness of a Hand Hygiene Program at Child Care Centers: A Cluster Randomized Trial. Pediatrics, 142:e20181245, 2018 [PMID:30297500] 9) 第十八改正日本薬局方 10) 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA) 「エタノール換算表」 |
20/07/31 | |
p437 | 「手ピカスプレー」の成分 | エタノール 76.9 ~ 81.4 % | エタノール 76.9 ~ 81.4 vol% | 20/07/31 | |
p437 | 「キレイキレイ薬用ハンドジェル」 | 削除 | 20/07/31 | ||
p440 | 「OTCでよく使われる漢方薬」の表7行目 | (胸やけ・吐き気)半夏厚朴湯8) | (胸やけ・吐き気)半夏瀉心湯8) | 22/05/13 | |
p445 | こぼれ話 | 「美味しいものを食べてこその人生」と考えている人にとって,食事制限はたとえ健康には有益であっても,人生にとっては必ずしも良いものとは限りません.相手の「価値観」に寄り添って考えることが大切です. | こぼれ話の追加 | 20/07/31 |
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