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【スマホで読める実験医学】クライオ単粒子解析法におけるハード面での進歩
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クライオ電子顕微鏡による近原子分解能解析が相次ぐようになった大きな要因は,ハードウェアの急激な進歩にある.特に分解能の劇的な改善は電子直接検出器の登場によるものである.加えて,データの量産が可能になったのは,クライオ電子顕微鏡に特化したハイエンドのマシンの登場によるところが大きい.本稿では,ハードウェアに焦点を当て,最も解析の容易な正二十面体ウイルスカプシドの解析がそれによってどう改善されてきたか,一方,最も扱いの難しい膜タンパク質についてはどのような成果を出してきたかを解説する.
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