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老化した卵母細胞のなかで小さな染色体が分配異常になる原因の解明

Live chromosome identifying and tracking reveals size-based spatial pathway of meiotic errors in oocytes
Takenouchi O, et al:Science, 385:eadn5529, 2024
竹之内 修
Osamu Takenouchi:Laboratory for Chromosome Segregation, RIKEN Center for Biosystems Dynamics Research(理化学研究所生命機能科学研究センター染色体分配研究チーム)
10.18958/7641-00003-0001781-00

卵母細胞では,小さい染色体ほど分配異常になりやすいことが知られていたが,その原因は解明されていなかった.今回,生きた卵母細胞のなかの特定の染色体の動態を解析する新たなイメージング技術を構築した.本技術により,卵母細胞では小さい染色体が紡錘体の内側に配置されやすく,その配置が分配異常のリスクを高めていることが明らかになった.

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