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はじめの一歩のイラスト感染症・微生物学
はじめの一歩のイラスト感染症・微生物学
本田武司/編
2011年07月08日発行
B5判
189ページ
ISBN 9784758120234
定価:
3,520円
(本体3,200円+税)
発行済
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序
索引
目次詳細
執筆者一覧
正誤表・更新情報(2018.02.19)
目次・内容紹介
読者・採用者の声
微生物学のエッセンスを感染症の視点を交えながら解説.暗記ではなく理解を深めることを重視した記述だから,この一冊で必要な知識が身に付けられます.イラストや写真,用語解説も豊富に掲載.教科書に最適です!
目次
■目次詳細を表示する
序章 はじめに─病原微生物学学習の意義【本田武司】
1. なぜ微生物の学習が必要か?
2. たとえば院内感染の場合
3. ボーダレス化と感染症─見え隠れする新興・再興感染症
4. 多様な微生物
5. 非病原微生物は何をしている?
1 章 感染症とは
1. 感染症とは ─感染症の一般的経過【本田武司】
2. 感染症成立のための三要因 ─感染源,感染経路,感受性個体【本田武司】
3. 病原微生物はどこに潜むか ─感染源について【本田武司】
4. 病原微生物はどのルートからヒトを攻撃するのか ─感染経路について【本田武司】
5. ヒトにより感染するヒトと 感染しないヒトがいる理由は?【本田武司】
6. 院内感染はどうして起こるか?─感染症対策のポイント【牧本清子】
2 章 免疫【高松漂太/熊ノ郷淳】
1. 病原体から宿主を守る
2. 自然免疫
3. 適応免疫
4. 多様性の獲得と免疫寛容
5. 免疫と病気
3 章 細菌
1. 細菌とは─原始生命体の生き残り;生き続ける化石【本田武司】
2. ヒトの誕生と微生物─人類の誕生【本田武司】
3. ヒトは細菌の存在と病気との関係にようやく気付いた【本田武司】
4. 細菌の構造【本田武司】
5. 細菌の代謝と増殖【本田武司】
6. 病原菌と非病原菌─病原菌は武器を持つ【本田武司】
7. 細菌は変身名人【児玉年央】
4 章 ウイルス
1. ウイルスとは?─生物か無生物か?【森 康子】
2. ウイルスの発見と展開【森 康子】
3. ウイルスの分類【勝二郁夫】
4. ウイルスゲノムによる分類【勝二郁夫】
5. ウイルス粒子の基本構造【森 康子】
6. ウイルスの増殖─ウイルスの姿が消える!【森 康子】
7. ウイルスの臓器親和性と侵入機構【勝二郁夫】
5 章 真菌【亀井克彦】
1. 真菌とは
2. 真菌による疾患
3. 菌交代現象とは
4. カンジダ症
5. クリプトコッカス症
6. アスペルギルス症
7. 皮膚糸状菌症
6 章 原虫【清水少一/三浦聡之】
1. 原虫総論-学習のポイント
2. マラリア原虫
3. トキソプラズマ
4. 赤痢アメーバ
5. ランブル鞭毛虫
6. クリプトスポリジウム
7. 膣トリコモナス
8. アカントアメーバ
7 章 寄生虫【丸山治彦】
1. 寄生虫とは─最もヒトに近い病原体
2. 寄生虫の基礎知識
3. 生活史
4. 寄生虫疾患の病理・症状と診断法
8 章 感染症の診断・治療・予防・制御
1. 感染症の診断を医師はどのように進めるか?【本田武司】
2. 感染症の治療─抗微生物薬,血清療法【西野邦彦(1~4)/本田武司(5)】
3. 感染症の予防─ワクチン【本田武司】
4. 感染症の制御─消毒・滅菌【本田武司】
9 章 病原微生物各論
1. 細菌感染症各論─細菌と疾患【本田武司】
1 グラム陽性菌─球菌(2 菌種),桿菌(2 菌種)<Ⅰ . 一般細菌>
ブドウ球菌
レンサ球菌
ジフテリア菌
リステリア属
2 芽胞形成菌─グラム陽性桿菌(2 属)<Ⅰ . 一般細菌>
バチラス属
クロストリジウム属
ウェルシュ菌
ディフィシル菌
3 グラム陰性桿菌─主として腸管感染症を起こす10 菌種<Ⅰ . 一般細菌>
大腸菌
サルモネラ属菌
赤痢菌
エルシニア
コレラ菌
腸炎ビブリオ
ビブリオ- バルニフィカス
エロモナス
カンピロバクター・ジェジュニ
ヘリコバクタ―・ピロリ
4 院内感染の原因となりやすい菌─ 6 菌種<Ⅰ . 一般細菌>
緑膿菌
鼻疽菌
クレブシエラ
セラチア
レジオネラ属
アシネトバクター属
5 性感染症と関係のある菌─ 3 菌種<Ⅰ . 一般細菌>
ナイセリア属
軟性下疳菌
梅毒トレポネーマ
6 抗酸菌類Mycobacterium spp. ─ 3 菌種<Ⅰ . 一般細菌>
結核菌
非定型抗酸菌
らい菌
7 ワクチンと関係のある菌─ 2 菌種<Ⅰ . 一般細菌>
百日咳菌
インフルエンザ菌
8 有用微生物として用いる─ 2 菌種<Ⅰ . 一般細菌>
プロテウス
乳酸桿菌
9 その他<Ⅰ.一般細菌>
マイコプラズマ属
野兎病菌
レプトスピラ属
回帰熱ボレリア
10 各種リケッチア<Ⅱ.リケッチア>
11 各種クラミジア<Ⅲ.クラミジア>
2. 主なウイルス性疾患【勝二郁夫(1~3)/森 康子(4~7)】
1 インフルエンザ Influenza
2 ウイルス性肝炎 Viral hepatitis
3 HIV human immunodeficiency virus
4 麻疹 Measles
5 水痘 varicella
6 風疹 Rubella
7 風邪症候群
10 章 感染症の疫学【本田武司】
1. 感染の場による分類-市中感染,熱帯感染,旅行者感染
2. 年齢と感染症-新生児,小児,高齢者
3. 臓器別感染症
4. 人畜共通感染症
5. 感染症法の概要
6. 感染症の医療体制
コラム
発熱
日和見感染(易感染性宿主の増加)
院内感染対策委員会(組織化と役割など)
感染性医療廃棄物
咳エチケット
古細菌
細菌の染色法
病原菌の名前(和名と学名)
プリオン,核酸を持たない感染性因子
バクテリオファージ,病原細菌もウイルスに侵される
日本のマラリア
生物の自然発生と寄生虫
寄生虫病とアレルギー
日本でみられる寄生虫症(疫学)
今問題となっている多剤耐性菌
家畜伝染病予防法
栄養学科の講義なので学生は医療系ではないが、病気・感染症を学ぶうえで判りやすくて良い。
(私大薬学部)
図解がわかりやすい。コラムがいい。
(国立大医学部看護学科)
学部学生に適した内容であり、望んでいた寄生虫分野も含まれているので、教科書として使用します。
(公立大学准教授)
巻頭カラーの数ページは、どうしてもカラーで表現しないと理解できない図(例えば、外観や顕微鏡の写真など)もあり、勉強になります。各章の最後に「まとめ」という欄があり、その章の要点を本当にシンプルに記載しており、知識の整理に役立ちます。
(専門学校講師)
写真や図が多く、学生に導入しやすい。加えて、説明文が理解しやすくまとめられている。
(看護専門学校)
医療系大学の学生が、はじめに微生物学等を学ぶ教科書として適切であると思いました。
(医学部 医学科)
イラストが多く、また重要単語のゴシック表示により、初心者には大変わかりやすい内容です。また、少ないページ数でありながら、細菌からプリオン、そして寄生虫に至るまで幅広く記述されているのも魅力的です。
(医学部保健学科)
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