さまざまな要因が絡み合う神経系疾患に,デキるPTはどう立ち向かっているのか?脳がどう障害され,どのようなアプローチが有効かを考えるための思考プロセスを,フローチャートを用いて徹底解説!
この書籍の良いところは、順をおって読み進めていくだけで、実際の臨床場面がイメージできることです。それだけ主観ではなく、誰でも理解のできる客観的な情報をもとにリーズニングが展開されています。
症例の説明の所では、一つ一つの現象に対して客観的な理由づけがこれでもかという位にされており、ここまで突き詰めて理学療法を行っていることに驚かされると同時に、浅はかな臨床を展開している自分にも気付くことが出来ます。
私は途上国、僻地と少し人とは違ったフィールドで働いてきましたが、この書籍の内容はどのフィールドでも生かせるものだと思いました。
気になるところをあげるとすると、神経系というタイトルであれば、もう少し難病神経疾患の事例があっても良かったと思いました。
小泉裕一(東京都神津島村保健センター)
クリニカルリーズニングは医療人として行うべきこと。仮設の多さはその人の力量。これをアウトプットし、フィードバックをもらいメタ認知としておとしこむ。これらを理解できた本でした。
高橋忠志(東京都保険医療公社荏原病院)