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腎小体は毛細血管が屈曲しながらたたまれた状態になっている糸球体と,糸球体を包み込むようにしているボーマン嚢からなり立っている(図1).糸球体の壁から原尿が滲みだして,これをボーマン嚢が受け止めて,尿細管へ導くのである.
腎臓において腎小体が存在する領域を皮質とよぶ.皮質の内側は尿細管と血管が豊富にあり,髄質とよばれる.
腹部大動脈から直接分岐した腎動脈は左右の腎臓に流れ込み,腎臓内で枝分かれして,細動脈レベルの太さの輸入細動脈となる.これが糸球体に血液を流し込む.糸球体を通過した血液は輸出細動脈に流れ出て,同じネフロンの尿細管の伴走血管となる.…
當瀬規嗣(札幌医科大学医学部細胞生理学講座)
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