本書では経済評価と費用対効果評価をほぼ同じ意味で使っている.また,それを実践するための基礎的な学問として医療経済学,薬剤経済学がある.日本でなぜ経済評価が必要になってきたのか,経済評価の結果をどう解釈すべきか,医療プログラムの費用と効果を比較するには何が必要かなど,これから薬剤経済学を学ぶ読者に対して,まずは基礎的な考え方や手法について理解してもらいたい.…
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薬の「価値」を効果と値段の両面から評価する手法の,医療者・学生のためのコンパクトな入門書.基礎編は,薬剤経済の概要と分析の基本を,実践編は,感染症対策や糖尿病治療・膵がん化学療法などへの応用例を紹介.