歯肉gum/gingivaは咀嚼粘膜であり,口腔粘膜上皮と粘膜固有層からなる.上皮には,角化層,淡明層,顆粒層,有棘層,基底層が観察されるが,歯肉縁(歯肉頂)から内側(内縁上皮)では角化がなく,細胞の階層もなくなる.これを歯肉
溝 上皮といい,互いの細胞間接着が弱く,歯肉溝滲出液の滲出を可能にしている.さらに下降すると付着上皮となり,歯面に内側基底板を介して接着している(図14-1).… 続きを読む
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説明が多すぎずに必要十分量書かれているのが良い。イラストや実際のスケッチも入っていてわかりやすい。スケッチの書き方やアーティファクトについても書かれていて、初めて組織学標本を観察する学生には使い勝手が良い。
国立大学講師