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書 評
国立大学 医学部4年生
今後のキャリアに悩む医学生や研修医、また今の働き方を続けるか迷う中堅医師にも視野を広げさせてくれる一冊でした。
特に医学生は、身近な医師というと大学病院で地道にキャリアを積み上げている人ばかりになってしまいます。臨床や研究、教育といった医師の王道とも言えるキャリア、他にも産業医や企業、官公庁勤務など第四の働き方について、様々なパターンのキャリアパスを示しており非常に参考になると思います。
斎木寛先生のキャリアは今回非常に印象的でした。企業などで働かれる方は研修後すぐに企業に飛び込むイメージでしたが、臨床を十二分に経験したのち、自身のライフステージや興味に合わせて柔軟にキャリアを考えておられた点が印象に残りました。