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書 評
山岸真由
(杏林大学 医学部3年)
親戚や家族内に医師の道に進んだ人がおらず、医師の知り合いが少ない私は、今後、医師としてどのようにキャリアを積めば良いか、暗中模索の段階にいました。その中で本書は、医師として働く中でも、たくさんの多様な道があること、またそれぞれの先輩方が人生についてどのように考え、人生の大事な岐路で、何を大事にして選択してきたのかをわかりやすく説明して下さっていて、とても参考になりました。特に、私は「女性医師として結婚・出産・育児と仕事との両立をどうしたら良いのか」といった内容に関心があったため、岸野医師の実例や、第6章の女性医師のキャリアの考え方を知れたことがとても良かったです。