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書 評
私立大学 医学部3年生
最近はキャリアの多様化しているとよく聞くようになり1つの医局に骨を埋めるのではなく、フリーランスになったり、海外での就職を目指したりする人が増えている風潮は高まっていると人と話す中で感じています。しかし、医師家系でもなく知り合いの医師がいない私にとって、将来どのようなキャリアがあるのかあまり知る機会もなく将来に対する漠然とした不安を感じるときもありました。
本書は15のキャリアストーリーを生々しく紹介しており、将来どのような選択肢があるのかだけでなく、学生のうちしかできないことや今できることを示してくれました。長い医師人生の中での自分の立ち位置を把握でき、また今の自分自身に将来への希望を照らしてくれるものでした。人生の岐路に立たされたときにまた読み直したくなるような大切な本になりました。