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読者の声
私立大学 医学部5年生
CPC形式ということで、全ての症例においてプレゼンテーション・カンファレンス・病態の基本的な定義・総括という流れで構成されていて、考える過程が明確で、医学生の私でも分かりやすかったです。また普段の授業では省かれてしまいがちな病態へのアプローチがシェーマという形で最後に整理されていて、病態を理解する上でどの段階が予後を悪化させたのか、自分が知識・理解不足な病態はどの段階か、というのを捉えやすいと思いました。
病理画像に関しては、それぞれ2枚掲載されていて、1枚はそのまま、もう1枚はどの部位がどうなっているか色付きで説明されていて、病理学を勉強し始めた学生であっても分かりやすいと思います。ただ学生に関して思うのは、医学科低学年の病理学を始めたばかりの学年よりも、CBT受験学年以降の高学年(4~6年)の方が理解できると思います。どの分野の疾患も掲載されているので、臨床実習をしながら学習すると、勉強になるのかなと思いました。
目次として、症例別・病態別・索引の3タイプあるので、自分が勉強したいことに合わせて使い分けできるので、良いと思いました。
ページによっては下の方に余白がありますが、1ページもなくていいので、それぞれのところにメモ欄として少しの余白があると、メモを貼ったり書いたりしやすいと思いました。