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読者の声
国立大学医学部4年生
大学で、患者さんの所見や画像、検査結果などをもとに病名を診断していく授業があり、臨床経過プレゼンテーションの項が、それと似ていると感じました。ただ、大学の方では、あまり細かい補足説明がないため、提示された情報に対して、ここはどうしてこうなるのか、という疑問が生じることが多々ありました。しかし、本書では要点が明解な上、補足説明が丁寧で(例えば、「こちらも合わせておさえておきましょう」「その他の病型についても表2にまとめたので復習しておきましょう」など。)、また、最後に病態のシェーマがあり、病態を丸ごと理解できたのがとても良かったです。
レジデントと指導医の対話形式で展開されていて、読みやすかったです。指導医の説明の長さ、レジデントの質問のタイミングが長すぎず、短すぎずちょうどよく感じました。
今まで、辞書のように医学知識だけが記載されている書籍しか購入していませんでしたが、授業で学んだことを実践的に考えられる書籍を併用することで、知識を自分のものとして使えるようになる気がしました。