頭痛や不眠,めまいなど,よく出合う症状別に頻用する薬の特徴を比較して解説.患者の年齢や基礎疾患,本人の希望などあらゆる状況を考慮した薬選びのコツがよくわかる.処方例も充実し日常診療にすぐ活かせる一冊!
目次
第1章 解熱鎮痛薬(内服薬,坐薬)【遠山直志/和田隆志】
症状の概要と系統間での使い分け
- 解熱鎮痛薬が必要な病態と鑑別診断
- 解熱鎮痛薬が必要な病態の治療方針
各系統での類似薬の使い分け
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- NSAIDs以外の解熱鎮痛薬
第2章 解熱鎮痛薬(湿布薬)【鶴岡秀一】
症状の概要と系統間での使い分け
- 湿布薬とは
- 局所治療薬の種類と急性炎症・慢性炎症の病態
- パップ剤とテープ剤
各系統での類似薬の使い分け
第3章 頭痛薬【安藤 仁】
症状の概要と系統間での使い分け
各系統での類似薬の使い分け
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- トリプタン系薬
第4章 めまい・制吐薬【原田和博】
症状の概要と系統間での使い分け
- めまい,悪心・嘔吐の病態と鑑別診断
- めまい,悪心・嘔吐をきたす疾患の治療方針
各系統での類似薬の使い分け
第5章 便秘薬【佐々木正人】
症状の概要と系統間での使い分け
- 便秘の病態
- 便秘の鑑別診断
- 便秘薬の使い方
- 便秘の原因による,薬物の使い分け
各系統での類似薬の使い分け
- 機械性下剤
- 大腸刺激性下剤
- 大腸刺激性下剤と塩類下剤の配合剤
- 坐薬,浣腸(直腸刺激性下剤)
- ビタミン剤
- 過敏性腸症候群治療薬(広義)
第6章 止痢薬【小手川 勤】
症状の概要と系統間での使い分け
各系統での止痢薬の使い分け
- 吸着薬
- 収斂薬
- 殺菌防腐薬
- 抗コリン薬
- アヘンアルカロイド
- 整腸薬
- 過敏性腸症候群治療薬
- 塩酸ロペラミド(ロペミン®)
- マレイン酸トリメブチン(セレキノン®)
第7章 胃薬【鷹取 元/金子周一】
症状の概要と系統間での使い分け
胃薬の特徴と類似薬の使い分け
- プロトンポンプ阻害薬(PPI)
- ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2RA)
- H.pylori除菌薬
- 防御因子増強薬
- 消化管機能改善薬
第8章 睡眠薬【岡山雅信】
症状の概要と系統間での使い分け
各系統での類似薬の使い分け
- ベンゾジアゼピン受容体作動薬
- メラトニン受容体作動薬
第9章 感冒薬【竹内和彦/渡邉裕司】
疾患の概要と系統間での使い分け
- 感冒は予後良好な疾患で,市販薬(一般用医薬品)で済ませる患者が多い
- かぜ(様症状)は万病のもと
- 感冒様症状(成人)
- 感冒に対する治療
- 感冒症状対症薬(医療用医薬品)
各総合感冒薬の特徴と注意点
第10章 抗不安薬【三瀬順一】
症状の概要と系統の選択のしかた
- 不安を訴える患者に抗不安薬を投与するときに考慮すること
- 症状からの系統別の薬の使い分け
- 作用時間の観点からの使い分け
- 有害反応の観点からの使い分け
- 費用の観点からの使い分け
系統間での類似薬の使い分け
- ベンゾジアゼピン系薬剤(BZD)
- 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
- その他
第11章 鎮咳薬【藤原真治】
症状の概要と系統間での使い分け
- 鎮咳薬の種類
- 中枢性鎮咳薬(狭義の鎮咳薬,いわゆる“咳止め”)
- 末梢性鎮咳薬
各系統での類似薬の使い分け
第12章 去痰薬【藤原真治】
症状の概要と系統間での使い分け
類似薬の使い分け
第13章 止痒薬【山田 浩】
症状の概要と系統間での使い分け
- 痒みの病態
- 痒みを来す代表的な疾患の鑑別診断
- 痒みの治療方針
各系統での類似薬の使い分け
- 保湿・保護薬
- 抗ヒスタミン薬およびケミカルメディエーター遊離阻害薬
- ステロイド外用薬
- 免疫抑制薬
- その他の鎮痒薬(非ステロイド性消炎外用薬,オピオイドκ受容体作動薬)
購入方法・送料について
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
- 【本書名】症状と患者背景にあわせた 頻用薬の使い分け〜経験とエビデンスに基づく適切な処方
- 【出版社名】羊土社
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
羊土社HPでのご注文について
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
分類 |
項目 |
費用 |
国内 |
消費税 |
+320円 |
送料 |
+500円 |
手数料(代引きのみ) |
+300円 |
海外 |
航空便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+610円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+780円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+780円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+1010円 |
EMS便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+1400円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+2000円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+2200円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+2400円 |
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.
法人向け 購入のお問い合わせ
法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。