教えて！ICU Part2 集中治療に強くなる
- 2015年02月13日発行
- A5判
- 230ページ
- ISBN 978-4-7581-1763-0
- 4,180円（本体3,800円＋税）
- 在庫：あり
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レジデントノート誌の人気連載の単行本化，待望の２巻目！教科書では教えてくれない，ICUの現場で必ずぶつかる疑問や，日頃気になっているアレコレについて，研修医目線でやさしく噛み砕いて教えます！
目次
第1章 教えて！ バイタル・モニタリング
1. ICUでの体温と非感染性発熱の原因
- 発熱の原因は必ずしも感染症とは限らない
- 発熱とは何℃から？
- 発熱の治療（解熱療法）
- 中枢神経障害に対する解熱療法
- 非感染性発熱の原因
2. 頭蓋内圧亢進症でのICPモニタリング
- 頭位は30°アップじゃないとダメなのですか？
- ICPモニターの管理
- 頭蓋内圧（ICP）亢進時の対応
- 開頭減圧術の有用性
3. ICUでのスコアリングいろいろ
- 外傷重症度スコアリング
- 予後予測スコア
- 臓器別重症度スコア
- スコアリングシステムの利点
第2章 教えて！ 呼吸
1. 抜管後喉頭浮腫と気管切開チューブの選択
- カフリークテスト
- 喉頭浮腫に対するステロイド
- 気管切開チューブの構造
- 気管切開チューブの抜去までの流れ
2. 酸素療法のいろいろ
- 低酸素血症と組織低酸素症
- 酸素化の評価
- 酸素吸入の方法
- 高流量システム
- nasal highflow system（ネーザルハイフローシステム）
- 酸素の毒性
3. 重症呼吸不全のVV-ECMO管理
- ECMOの種類
- ECMOの文献
- ECMOの管理
- ECMOの離脱
第3章 教えて！ 循環
1. 水分volumeの評価方法とは？
- 脱水なの？ 溢水なの？
- CVPは不要!?
- 静的パラメータと動的パラメータ
- functional test
- 水分volumeは総合的に診る
2. アルブミン製剤（膠質液）の有効性
- 晶質液と膠質液
- SAFE study
- アルブミンと予後
- アルブミンを使用する場面は？
3. ICUでのドキドキ（頻脈性不整脈）への対応
- 不整脈の原因を考える
- 抗不整脈薬の使用と分類
- 不整脈が発生する要因
- 同期下カルディオバージョン
第4章 教えて！ 腎・感染・凝固
1. 急性腎傷害（AKI），利尿薬は有効か？
- AKIの原因診断
- AKIの基準
- フロセミドは有効か？
- 造影剤腎症のリスクと予防
- いつ透析を始めるか？
2. エンドトキシン吸着療法（PMX-DHP）Yes or No？
- PMX-DHPとエンドトキシン
- PMX-DHPの合併症
- PMX-DHPと予後
- PMX-DHPの適応
3. DICと抗凝固薬(1) まずはDIC の基本をおさえておこう
- DICの診断基準
- DICとは？
- DICエキスパートコンセンサスによるDICの分類
4. DICと抗凝固薬(2) 病態に合わせた薬の使い方
- DICの抗凝固薬
- プロテアーゼインヒビター
- AT製剤は有効か？
- rhAPCへの疑問
- rhTMの登場
- NETs
第5章 教えて！ 外傷・手術
1. 傷に対する予防的抗菌薬
- 開放骨折に対する予防的抗菌薬投与
- 頭部外傷に対する予防的抗菌薬投与
- 穿通性腹部外傷への予防的抗菌薬投与
- 傷を診ることの重要性
2. 胸腔と腹腔のドレーン
- 胸腔ドレーンの抜去？
- 腹腔ドレーンの位置
- 腹腔ドレーンの観察
- ドレーンの申し送り
3. Damage Control Surgeryと腹部コンパートメント症候群
- DCS（damage control surgery）
- 外傷死の三徴
- DCSの手順
- 腹部コンパートメント症候群
column
酸素ボンベの残量
災害医療について
病棟でのチョコレートの生存期間に関する観察研究
第１章『2. 頭蓋内圧亢進症でのICPモニタリング 』より抜粋
−後略−
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