RNA-Seqデータ解析ならこの1冊! 料理レシピのようにわかりやすいと好評の入門書が新しくなって再登場
RNA-Seqの「レシピ本」をご存知ですか?
NGSのアプリケーションのなかで最も普及しているRNA-Seqですが、「データの取得が身近になっても、解析の敷居はそう簡単に下がらないんだよなあ…」というお悩みの声が編集部にたくさん届きます。そこで「書いてあるとおりやれば誰でもうまくいく、料理のレシピ本のような解説書」として2019年に誕生したのが『RNA-Seqデータ解析 WETラボのための鉄板レシピ』(坊農秀雅/編著)です。
準備から解析までstep by stepに進むわかりやすい構成で、「RNA-Seqレシピ本」の愛称で多くの研究室で活用いただいてきました。
「レシピ」というタイトルには、食材(データ)の入手から盛り付け(論文投稿)まで、作りたい料理(目的の解析)にあわせて一気通貫にわかる、というコンセプトを込めました。
約4年ぶり、待望のリニューアル
Appleシリコンの登場、WSL環境の普及、リファレンスゲノムのない生物への研究の広がり、メタ解析への注目…などなど、RNA-Seqを取り巻く状況はこの4年で確実に様変わりしました。
今回、こうしたコンピューター環境の変化や研究ニーズの変化に対応する形で内容の見直しを行い、改訂版としてリニューアルしました。旧版より約2割のボリューム増で「超」鉄板レシピに生まれ変わった本書は、これからRNA-Seqを始める方にも、情報をアップデートしたい方にも、ぜひお手にとっていただきたい1冊になっています。
内容としてはデータの入手から発現変動の解析、生物学的解釈、論文投稿までを網羅。
Chapterの詳細は、こちらでチェックいただけます。
“本書は,RNA-Seqデータ解析の一連の流れ(ワークフロー)に沿って章立てがなされているものの,それぞれのChapterは独立している.なので,気になったところから読み進めていってほしい.料理と同じく,本書をベースに自らのアレンジを加えて,読者の皆さまが自身の「レシピ」を確立していくことを祈っています.” 〈本書序文より〉
データベースに登録された発現データから興味のある生物学的現象に関係する遺伝子を探索してみよう、といった研究にもピッタリのレシピがしっかり載っています。
本書は「Annual Updateサービス」の付録つき!
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