実験医学 1989年4月号 Vol.7 No.5

癌転移の分子機構

  • 入村達郎/企画
  • 1989年03月20日発行
  • B5判
  • 114ページ
  • ISBN 100-0-1989-0400-0
  • 1,650(本体1,500円+税)
  • 在庫:なし
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今月号は「癌転移の分子機構」と題して,ここ数年の間,活発に研究が進められている分子レベルでの癌研究,その中でも最も期待される転移へのアプローチに焦点を絞ってまとめました.癌転移研究という「森」の中で,分子研究もひときわ立派な「木」になりつつあるようで,私共もいちはやく特集できたことを喜んでおります.

目次

特集

癌転移の分子機構
企画/入村達郎
癌転移の分子機構―序論【入村達郎】
潜在的高転移性細胞株の分離とその解析【榎本 平】
細胞外マトリックスと転移【米田雅彦/木全弘治】
メタロプロテイナーゼと癌転移【中島元夫/Garth L. Nicolson】
転移巣における増殖因子【矢守隆夫/鶴尾 隆】
癌細胞の転移形質と関連遺伝子【谷口俊一郎】
ヒト腫瘍の転移と遺伝子変化【横田 淳】
腫瘍細胞に発現する抗原と転移性【松下能文/入村達郎】
腫瘍細胞における多様性の生成と転移【丹羽太貫】

トピックス

CURRENT TOPICS
cAMPによる遺伝子発現調節機構―トランス作動因子としてのリン酸化蛋白質【野田千征子】
内皮細胞由来血管弛緩因子(EDRF)をめぐる最近の話題【重信弘毅】
ミニレビュー
Tリンパ球のレパートリー形成と自己寛容の成立機序―トランスジェニックマウスを用いた実験系で【植松寧史】
GABAA受容体サブタイプの分子生物学【佐藤匠徳】
レセプターとGTP結合蛋白質との連関様式の新しい展開―オピオイドレセプターを例として【植田弘師/佐藤公道】

連載

バイオテクノロジー実験講座 第Ⅲ部 細胞工学的技術
マウス胚の核移植【角田幸生】
疾病研究の最前線14
ATL発症のメカニズム【内山 卓】

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  • 【本書名】実験医学:癌転移の分子機構
  • 【出版社名】羊土社

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