生物学の中でも重要な位置を占める転写調節は，近年，ますます急速な進展をみせております．今号では，転写調節研究の最新の情報を大学院生や，転写を専門としない研究者に提供するべく，転写調節研究の現状と将来の概観が把握できるよう，研究の最先端におられるロックフェラー大学の堀越正美先生に，「転写調節研究の新展開」としてご企画いただきました．

特集

転写調節研究の新展開

企画／堀越正美

転写調節研究の展望【堀越正美】

転写調節に関与するDNAエレメントおよび蛋白因子【中谷喜洋】

転写開始調節機構【堀越正美】

DNA-蛋白質相互作用による転写調節【梅園和彦】

蛋白質-蛋白質相互作用による転写調節【田中正史】

リン酸化による転写調節−RNAポリメラーゼⅡと転写調節因子【鈴木　理】

シグナル伝達を通じての転写調節【藤田尚志】

発生過程における転写調節【林　茂生】

トピックス

CURRENT TOPICS

神経線維腫症１型（NF1）遺伝子クローニング・レースの思わぬ展開【野田　亮】

自己反応性マウスγδT細胞レセプターが認識するT22分子【伊藤宏一】

新しいレ卜ロバイラルベクターの発現系−シュードタイプパッケージング，ピンポン増幅【恵美宣彦】

連載

バイオシグナル実験法シリーズ　情報伝達系基礎実験法＜アラキドン酸代謝情報伝達解析法＞

ホスフォリパーゼA2活性測定法【藤田研一／工藤一郎／井上圭三】

NEWテクノロジー

SSCP法による核酸配列変化の検出【林　健志】

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【本書名】実験医学：転写調節研究の新展開
【出版社名】羊土社

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