研修医に人気のCADETセミナーを,カンファ形式でそのまま再現!診断基準やガイドラインを現場でどう活かす?難しい症例の糸口は?教科書にはない,現場の医師の考え方や臨床の「ホントのところ」がよくわかる!
心電図,特に頻脈性不整脈をテーマに取り上げます.wide QRS 頻拍に対するアプローチを,単に心電図の判読だけでなく,現場に即して派生する様々な問題にも言及しながら考えていきます.
引き続きバイタルサインの不安定な患者さんの症例を取り上げ,その鑑別だけでなく,緊急時の薬物投与や実際の治療選択,その際の大切な判断について,現場での対応を考えます.
心電図はとても多くの情報がたった12個のアナログな波形に凝縮されています.この章ではその心電図の異常を診るために重要なポイントを,西原先生からの一問一答形式で,計16 症例の心電図を基に紐解いていきます.
苦手意識をもたれている方も多い“聴診”について,循環器臨床での活かし方を取り上げます.まずはⅠ音,Ⅱ音の同定を中心とした議論です.
Case 3-1 でⅠ音とⅡ音の区別はついたので,Case3-2 ではⅠ音とⅡ音をランドマークにして,その間にある雑音が何なのか,その出所を探ります.カンに頼らず,論理的思考で心雑音を鑑別していきましょう.
失神へのアプローチでは現場の臨床力が試されます.どんなにテキストや論文を読んでもスキができてしまう分野ですが,この議論を通じてそのギャップを埋めていきましょう.
失神は,検査に先立って行われる「病歴聴取」がマネジメントの鍵となります.失神における病歴聴取のポイントは何なのか?という点について症例を通じて確認します.
失神という言葉の定義を振り返り,失神の原因を鑑別する上で非常に重要なポイントを挙げて,診断の思考過程を最後に整理します.
循環器内科の主役ともいえる胸痛をテーマに病歴でどこまで鑑別やリスク評価が可能なのか? 途中,若干の脱線(食道痙攣と何か,など)もありますが,よくある日常診療の際の落とし穴も取り上げながら,ACS というコンセプトについて議論を進めていきます.
Case 6-1 に引き続き,胸痛の病歴聴取の結果に追加検査を用いることで,どのように日々の臨床の場でリスクの層別化を行うか? ACS の病態生理についてもここで振り返ります.
弁膜症へのアプローチはガイドラインが数多くありますが,そのガイドラインの実践への応用は難しいのが現実です.その橋渡しとして,実際の患者さんへの説明を軸に考えていきます.
BNP や心エコーさえあれば心不全の診断ができるなんて思っていませんか?BNP やエコーの利用の仕方を辿るとともに,心不全診断の基本となる身体所見の考え方を学びます.
心不全を診療する上で大切な“低灌流所見” と“うっ血所見”2つの因子を理解してから症例検討に入ります.心不全の患者さんの重症度評価のプロセスを身につけましょう.
各種病態に使用するカテコラミンは何でもよいのでしょうか?カテコラミンの違いや使い道にスポットを当ててより深く議論していきます.
ACS に伴った急性心不全は,予後が極めて不良であり,早期に原因を特定して対処することが大切です.ワンステップ難しい作業となりますが,ここではACS 先行の症例で病態を考えていきます.
治療に難渋するときには原因を突きとめる努力が何よりも必要です.どの所見,検査が真実を語っていたか? ACS と心不全のマネジメントを最後に改めてまとめます.
-中略-
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