消化器疾患の薬物治療において,第一選択薬でうまくいかない場合の対処法や,重症度別の薬剤選択の基準,多剤併用時に注意すべきこと等,ベテラン医たちがポイントを伝授.患者の状況にあわせた薬物治療ができます.
目次
第Ⅰ部 薬剤編
1)消化管疾患薬
1.消化管運動機能改善薬(プロカイネティクス)【春間 賢】
2.酸分泌抑制薬:プロトンポンプ阻害薬【竹内利寿/樋口和秀】
3.酸分泌抑制薬:ヒスタミンH2 受容体拮抗薬【春間 賢】
4.酸分泌抑制薬:その他【依田 有紀子/梅垣英次】
5.プロスタグランジン製剤【谷川徹也/荒川哲男】
6.粘膜防御因子増強薬【藤原靖弘/荒川哲男】
7.ヘリコバクター・ピロリ(H.pylori )除菌薬【徳永健吾/高橋信一】
8.腸運動抑制薬(止痢剤・乳酸菌製剤)【佐藤伸悟/三浦 総一郎】
9.炎症性腸疾患治療薬【玄 世鋒/渡辺 守】
10.過敏性腸症候群治療薬【山田雄二/小山元一/高橋信一】
11.下剤【櫻庭彰人/小山元一/高橋信一】
2)肝・胆道疾患薬
1.インターフェロン製剤【泉 並木】
2.抗肝炎ウイルス薬【森山光彦】
3.肝機能改善薬(肝庇護薬)【小木曽 智美/橋本悦子】
4.肝不全治療薬【中島尚登】
5.胆石溶解剤,利胆薬【中野 茂/五十嵐 良典】
3)膵疾患薬
タンパク分解酵素阻害薬【山口康晴/高橋信一】
4)抗悪性腫瘍薬
1.代謝拮抗剤【町田 望/朴 成和】
2.タキサン系薬剤【町田 望/朴 成和】
3.白金製剤【鈴木 英一郎/長島文夫/古瀬純司】
4.トポイソメラーゼ阻害薬【柴田剛志/安藤雄一】
5.分子標的治療薬【市川 度】
6.その他の抗悪性腫瘍薬【鈴木 英一郎/長島文夫/古瀬純司】
5)その他
制吐薬【土岐真朗/野村久祥/高橋信一】
第Ⅱ部 疾患編
1)消化管疾患
1.食道炎・食道潰瘍【春間 賢】
2.急性胃炎,急性胃・十二指腸粘膜病変【竹内 望/樋口和秀】
3.機能性ディスペプシア(慢性胃炎)【越智正博/富永和作/荒川哲男】
- 症例1:胃貯留能障害と胃排出能障害を認めた症例
- 症例2:抗うつ薬が有効であった症例
4.消化性潰瘍【時岡 聡/梅垣英次】
- 症例1:NSAIDs 潰瘍の症例
- 症例2:H.pylori 陽性の十二指腸潰瘍症例
5.小腸潰瘍【山上博一/渡辺憲治/荒川哲男】
6.急性腸炎(感染性,その他)【林田真理/小山元一】
7.Crohn 病【長堀正和/渡辺 守】
- 症例1:外瘻のない症例
- 症例2:肛門周囲膿瘍合併症例
8.潰瘍性大腸炎【長沼 誠/渡辺 守】
- 症例1:軽症から中等症の症例
- 症例2:過去に経口ステロイド使用歴がある重症例
9.過敏性腸症候群【小山元一/高橋信一】
- 症例1:便秘型IBS の症例
- 症例2:下痢型IBS の症例
10.虚血性腸炎【早坂健司/三浦 総一郎】
11.憩室炎・憩室出血【早坂健司/三浦 総一郎】
2)肝・胆道疾患
1.急性肝炎【中島尚登】
2.急性肝不全【中島尚登】
3.B 型慢性肝炎【泉 並木】
4.C 型慢性肝炎【泉 並木】
- 症例1:遺伝子型1型かつ高HCV-RNA 量症例
- 症例2:代償期肝硬変に対してβ 型インターフェロンで治療した症例
5.自己免疫性肝炎【小木曽 智美/橋本悦子】
6.原発性胆汁性肝硬変【小木曽 智美/橋本悦子】
7.自己免疫性肝炎・原発性胆汁性肝硬変:overlap 症候群【小木曽 智美/橋本悦子】
- 症例:自己免疫性肝炎と原発性胆汁性肝硬変のoverlap 症候群の症例
8.肝硬変【大平 俊一郎/松岡俊一/森山光彦】
- 症例1:門脈圧亢進症が関与する症例
- 症例2:肝性脳症が関与する例
9.脂肪肝・非アルコール性脂肪性肝炎【中村仁美/森山光彦】
10.胆嚢結石症【中野 茂/五十嵐 良典】
- 症例1:軽症例の胆嚢結石症
- 症例2:重症例の胆嚢結石症
11.胆嚢炎【中野 茂/五十嵐 良典】
3)膵疾患
1.急性膵炎【長尾健太/白鳥敬子】
2.慢性膵炎【久保木 友子/清水京子/白鳥敬子】
- 症例1:症状を呈する慢性膵炎の治療
- 症例2:アルコール性慢性膵炎の治療
3.自己免疫性膵炎【中村健二/山口康晴/高橋信一】
4)悪性腫瘍
1.食道癌【町田 望/朴 成和】
2.胃癌【町田 望/朴 成和】
- 症例1:胃癌術後再発:多発肝転移(高齢者例)
- 症例2:切除不能胃癌,腹膜播種,腹水
3.胃悪性リンパ腫(MALT リンパ腫も含む)【松本和也/澤木 明】
4.GIST(消化管間質腫瘍)【松本和也/澤木 明】
5.大腸癌【小林敬明/杉山政則】
- 症例1:FOLFOX +ベバシズマブ療法
- 症例2:セツキシマブ療法
6.肝細胞癌【仲地耕平】
- 症例1:多発肝細胞癌,肺転移
- 症例2:多発肝細胞癌,門脈腫瘍塞栓
7.胆道癌【仲地耕平】
8.膵癌【鈴木 英一郎】
- 症例1:ゲムシタビン単剤による治療
- 症例2:ゲムシタビンとTS-1 の併用療法
【付録】1.本書に掲載されている薬剤一覧
2.主な消化器病の治療ガイドライン
購入方法・送料について
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
- 【本書名】消化器治療薬の選び方・使い方〜症例でわかる薬物療法のポイントと症状別処方のコツ
- 【出版社名】羊土社
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
羊土社HPでのご注文について
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
分類 |
項目 |
費用 |
国内 |
消費税 |
+450円 |
送料 |
+500円 |
手数料(代引きのみ) |
+300円 |
海外 |
航空便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+470円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+600円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+600円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+770円 |
EMS便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+1400円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+2000円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+2200円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+2400円 |
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.
法人向け 購入のお問い合わせ
法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。