感染症の診断や抗菌薬の選び方・やめ方,アレルギー,感染対策など,感染症診療の基盤になる考え方が問題を解きながら楽しく身につく!やる気をなくすほど難しくはなく,笑い飛ばせるほど簡単じゃない,珠玉の73問に挑戦しよう!
目次
序【羽田野義郎】
解答記入用紙
略語一覧
1.これだけは覚える! 感染症診療に必要な微生物の知識【沖中友秀,山口浩樹,小松真成】
- グラム染色に基づいて細菌を分類しよう
- ヒトの常在細菌叢と病院環境中の細菌叢を理解しよう
- 患者背景から原因菌を考えよう
- 免疫異常ごとに微生物を分類しよう
- 耐性菌を理解しよう
- Advanced Lecture …抗菌薬の適正使用
2.【抗菌薬の基礎知識①】ペニシリン系・セフェム系【石原あやか,石岡春彦】
- ペニシリン系・セフェム系抗菌薬の特徴と分類
- 緑色レンサ球菌による感染性心内膜炎
- 腸球菌による腎盂腎炎
- 人工呼吸器関連肺炎
- 猫咬傷
- 市中発症の急性胆管炎
3.【抗菌薬の基礎知識②】カルバペネム系・抗MRSA薬【藤田浩二】
- カルバペネムの使いどころ
- カルバペネムを控えるべき理由
- カルバペネムを上手に使おう
- メロペネムを使用しにくい場面
- 抗MRSA薬の使い方
- Advanced Lecture…テジゾリド:新薬の吟味は慎重に
4.【抗菌薬の基礎知識③】その他の重要な抗菌薬(内服抗菌薬を中心に)【石井隆弘】
- キノロン系抗菌薬の特徴
- マクロライド系抗菌薬の特徴
- ST合剤の特徴
- テトラサイクリン系抗菌薬の特徴
- 「念のため処方」をやめることからはじめよう
5.【抗菌薬の基礎知識④】その他の重要な抗菌薬(嫌気性菌,抗真菌薬)【細川貴弘,鈴木 純】
- 嫌気性菌の分類・特徴
- 嫌気性菌をカバーできる抗菌薬
- メトロニダゾールを使いこなす
- 抗真菌薬の使い方
- カンジダ血症
6.ペニシリンアレルギー【水野なずな】
- 非アレルギー反応
- 重篤な遅発型反応
- 即時型反応の特徴を欠く軽症反応
- 即時型反応の特徴を有する反応
- 曖昧な病歴の患者さん
- Advanced Lecture…ペニシリンへの即時型反応の診断
7.抗菌薬の要否の判断 〜薬剤耐性(AMR)を防ぐのは僕たちレジデントだっ!〜【野木一孝,北 和也】
- 感冒に抗菌薬は必要?
- 急性鼻副鼻腔炎に抗菌薬は必要?
- 急性下痢症に抗菌薬は必要?
- 無症候性細菌尿に抗菌薬は必要?
- 周術期感染予防のための抗菌薬
8.【診断のためのアプローチ①】市中の発熱へのアプローチ:感染症と身体所見【野溝崇史,和足孝之】
- 発熱患者での注目ポイント
- 診断に役立つ「発熱+α」10連発!
9.【診断のためのアプローチ②】POCT,血液培養,CRPとプロカルシトニン【古谷賢人,伊東直哉】
- 尿中レジオネラ抗原検査の落とし穴
- 血液培養のコンタミネーション
- 血液培養ボトルの陽性パターンから原因菌を推定する
- CRPは有用か?
- プロカルシトニンは有用か?
10.empiric therapyの考え方【岡 祐介,濵田洋平】
- 尿路感染症のempiric therapy
- 市中肺炎のempiric therapy
- CRBSIを疑う際のempiric therapy
- 感染性心内膜炎のempiric therapy
- 皮膚軟部組織感染症のempiric therapy
- 髄膜炎のempiric therapy
- Advanced Lecture…“重症=カルバペネム系薬+抗MRSA薬”でよいのか
11.効果判定・経過観察のしかた【山口裕崇】
- 治療効果判定について考えること
- 臓器特異的なパラメータ
- 治療中の発熱で考えること
- 治療失敗を危惧して考えること
12.培養結果が判明した後の抗菌薬選択,内服薬へ切り替えのタイミング【戸田祐太,森岡慎一郎】
- 感染症診療のロジックを再確認〜自分は何を治療している?
- Advanced Lecture①…MRSA肺炎
- de-escalationとは?
- de-escalationって必要なの?
- Advanced Lecture②…ESBL産生菌に対するセフメタゾールの有効性
- 内服薬へ切り替えるタイミング〜「COMS」
13.抗菌薬のやめどき・治療がうまくいかないときのアプローチ【山本泰正,倉井華子】
- 市中肺炎の経過と治療のやめどき
- 単純性腎盂腎炎の経過と治療のやめどき
- 複雑性腎盂腎炎での考え方
- 蜂窩織炎での考え方
- 胆管炎に隠れた薬剤熱
14.菌血症のマネジメント【羽田野義郎】
- 黄色ブドウ球菌菌血症のマネジメント
- カンジダ血症のマネジメント
- 末梢静脈カテーテル関連血流感染症のマネジメント
15.研修医に知っておいてほしい感染対策【堀内正夫,関谷紀貴】
- 勤務すべきでない症状を知っておこう
- 医療従事者として接種すべきワクチンを知ろう
- 手指衛生について意識しよう
- 血液・体液曝露事象の対応を知ろう
- 感染予防策の種類
- Advanced Lecture…感染した医療従事者の権利保護
コラム
名称が変わった細菌
βラクタム系アレルギーのtips
MICの注意点・MICを考慮すべき状況は?
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- 【本書名】抗菌薬ドリル〜感染症診療に強くなる問題集
- 【出版社名】羊土社
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+870円 |
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第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
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第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
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第3地帯(アフリカ、南米) |
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