大好評『バイオ研究者がもっと知っておきたい化学』シリーズ第2弾!バイオ研究で役立つ「化学反応の極意」を基本から体系的に解説.もっと実験の原理がわかるようになる!もっと反応を予測する力がつく!!
目次
序章 バイオ研究と化学反応論
- 生命は化学反応
- 有機化学反応は置換基に注目
- 化学反応が起こればエネルギーは変化する
- 化学結合は化学反応の基礎
- 反応速度は反応機構の反映
第Ⅰ部 化学反応を構成する基本反応
1章 有機化学反応の基礎 -電子の動きから反応を理解する
- 有機化学反応を起こす要素
- 電子からみる化合物の結合と構造
- 有機化学反応の表現法-反応式と電子の動き
- 置換基と結合分極-分子の反応性を決めるもの
- 置換基の性質と置換基効果-分子に生じる電子の偏り
- 有機化学反応の分類
2章 有機化学反応の種類 -複雑な反応の構成要素
- 一分子求核置換反応
- 二分子求核置換反応
- 一分子脱離反応
- 二分子脱離反応
- 付加反応の基礎
- 付加反応の立体化学 -シス付加とトランス付加
- ケト・エノール互変異性
- 酸化・還元反応
第Ⅱ部 分子の構造からわかる化学反応
3章 アルコール・エーテル類の反応-溶媒として使用されるほど安定
- アルコールの種類-置換基・ヒドロキシル基による分類
- アルコールの性質-一般的性質と生体での代謝反応
- アルコールの反応
- エステル化反応
- エーテルの種類と反応-溶媒に適した性質
4章 カルボニル化合物の反応 -反応性の強いC=O基
- ケトン・アルデヒドの種類と性質
- ケトンとアルデヒドの酸化と還元
- ケトンとアルデヒドの求核付加反応
- ケトン誘導体の反応
- カルボン酸の種類と性質-酸・塩基の定義と酸の性質
- カルボン酸の反応
5章 N、S、Pを含む化合物の反応-Cにないユニークな性質
- アミンの種類と性質
- 塩基の強弱
- 塩基の強弱と分子構造
- アミンの反応
- ニトロ基、ニトリル基の反応
- 硫黄を含む化合物の性質と反応
- リンを含む化合物
6章 芳香族の反応 -その安定性による特別な反応性
- 芳香族の構造-芳香族であるための条件
- 芳香族の種類-プリン塩基が芳香族の理由
- 芳香族の性質-なぜ安定か
- 芳香族の反応-芳香環を壊さないように反応する
- 配向性-置換基が付く位置は決まっている
- 置換基の反応
- 芳香環を壊す反応
7章 金属の反応と触媒作用 -化学反応に欠かせない触媒
- 金属の結合と性質
- 生体と金属
- 金属の反応
- 金属の触媒作用
- 酵素の触媒作用
第Ⅲ部 化学反応はどうして進むのか
8章 反応速度論 -反応機構を知る手がかり
- 反応速度を表わす式-半減期、反応速度式、一次反応、二次反応
- 逐次反応-代謝のサイクル反応は反応が連続する逐次反応
- 可逆反応
- 酵素反応
- 自触媒反応
9章 反応とエネルギー -活性化エネルギーが反応の肝心
- 反応エネルギー
- 活性化エネルギー-反応が進むための障壁
- 酵素反応とエネルギー
- 溶媒効果-反応性に大きくかかわる溶媒和
- アレニウスの式-実験結果から活性化エネルギーを求める
- 速度支配と平衡支配
コラム
- 反応を進めるために
- 置換反応と脱離反応
- DNAがもつ、プリン、ピリミジンがヒュッケル則にあてはまるのか
- 金属の作るDNAとの架橋構造
- キレート効果
- ウサギとライオン
- 苦手意識の強かった"反応有機化学"を楽しく理解できました。背景で起きている"化学反応"を考慮できれば、より深く"生命反応"を理解できるとうれしくなりました(企業研究職)
- 所属する学部がガチガチの理系ではなく、化学の講義が基礎教養の授業レベルでしか学べなかったため、化学に対して浅学なまま大学院まで来てしまい、なんとかして化学を学びたいと思っていた矢先に刊行され、非常にありがたかったです(大学院生)
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- 【本書名】バイオ研究者がもっと知っておきたい化学2〜化学反応の性質
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