次々と明らかにされる「癌と細胞周期」の密接な関係を,この分野で活躍する研究者の方々に解説いただいた画期的な一冊!
目次
1章 概論
1 癌ウイルス研究から細胞周期研究への流れ【小田鈎一郎】
2 G1サイクリン発見によりもたらされた癌研究の新展開【松七五三 仁】
2章 サイクリン依存性キナーゼとそのインヒビター,活性化因子
1 G1サイクリン/CdkとCdkインヒビターの構造と機能(概論)【加藤順也】
2 多機能をもつCDK活性化キナーゼCAK【山下克美】
3 サイクリンA,Eとサイクリン依存性キナーゼ2(CDK2)【大坪素秋】
4 脳におけるCdk5【内田庸子】
5 Cdkインヒビターp21とDNA複製,DNA修復【和賀 祥】
6 p27,Cdk阻害蛋白の機能【豊島秀男】
7 p21 Cdkインヒビターの機能とドメイン構造【中西 真】
8 p16/INK4/CDKN2/MTS1ファミリーはやはり新しい癌抑制遺伝子か【岡本愛光/萩原弘一】
9 INK4ファミリーの新しいメンバーp18,p19【平井 洋】
10 細胞周期をターゲッ卜にした抗癌剤【長田裕之】
11 p21ClP1ファミリーの新しいCdkインヒビターp57KIP2【松岡秀平】
3章 サイクリン依存性キナーゼを上流で制御する増殖停止シグナル
1 p53の標的遺伝子−p21/Waf1を中心として【時野隆至】
2 p53によるサイクリンGの誘導【岡本康司】
3 癌抑制遺伝子産物p53による転写制御−基本的転写因子との相互作用を中心にして【掘越信夫】
4 インターフェロンによる細胞のG1阻止【渡部好彦】
5 TGF-β,cAMP,ラパマイシンによるG1期停止【大槻昌彦】
4章 サイクリン依存性キナーゼの標的となる蛋白質
1 RBファミリー蛋白質のリン酸化とその結合蛋白質【北川雅敏】
2 pRB不活化と細胞周期制御【畠山昌則】
3 E2Fによる細胞周期の制御【大谷 清】
4 転写因子E2F-RBファミリーとDNA腫瘍ウイルスのターゲット【池田正明】
5章 細胞分化と癌とを制御する因子
1 細胞分化・増殖の制御に関与する転写コアクチベーターp300ファミリー【北林一生】
2 細胞分化におけるCDK活性の調節機構【清川裕朗】
エピローグ:Cdc2キナーゼは癌研究の未来を暗示した−癌研究のある切片【田矢洋一】
購入方法・送料について
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
- 【本書名】実験医学増刊:癌と細胞周期〜細胞癌化へのプロセス
- 【出版社名】羊土社
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
羊土社HPでのご注文について
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
分類 |
項目 |
費用 |
国内 |
消費税 |
+475円 |
送料 |
+500円 |
手数料(代引きのみ) |
+300円 |
海外 |
航空便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+1100円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+1410円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+1410円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+1850円 |
EMS便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+1820円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+2540円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+2800円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+3420円 |
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.
法人向け 購入のお問い合わせ
法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。