本セミナーは終了いたしました.
こちらでは当時の開催概要と開催レポートを掲載しております.
2018年5月24日(木),25日(金)に小社会議室にて「“事務担当者のための”科研費新制度傾向と対策セミナー」を開催いたしました.児島将康先生(久留米大学分子生命科学研究所 教授)を講師としてお招きし,ふだん申請をサポートされる事務職員のみなさま中心にご参加いだきました.
セミナーは2部構成で行われ,第1部では基礎編として「研究者が事務へ望むこと」から「昨年度の制度変更の実際のところ」,そして「事務担当者ができるチェックとは」まで,経験に裏打ちされたご解説をいただきました.特に『ポイントさえつかめていれば事務担当者でもチェックできる』として,押さえておくべきポイントやプロセスを具体的にご解説いただきました.「チェックポイントが具体的に示されて非常にわかりやすかった」「業務に直結する内容で,次回の申請の際に役立てそう」と参加者からは高評価でした.
第2部では質疑応答として,事前に募集した疑問への回答,そして時間の許す限りフロアからの質問にご回答をいただきました.当日配布された “事務局担当者ができることリスト” を交えてのご説明や「申請者への区分のアドバイスを検討してみよう」といったアクションまで,理想をふまえつつ,現実的なアドバイスをいただきました.こうしたやりとりには「質疑応答で突っ込んだ話が聞けた.今後に活かせそう」「添削以外に事務としてできることを聞けて良かった」との声も上がりました.
現場の率直な声あり,Confidentialな資料あり,と盛りだくさんな本セミナーを通して,筆者が一番印象に残ったのは,セミナー冒頭で児島先生が仰られた「事務担当者のためのと銘打たれていますが私はそう思わない,みなさんは研究支援者なんだ,チームなんだ」というコメントでした.申請者には難しいこともある客観的な判断の部分で,研究支援者としてやれることは多い.そのヒントになったらいいなという児島先生の思いが込められた種々のアドバイスは示唆が満載だったようです.また,申請に関わるメンバーで適切に情報共有・分担ができれば,それだけ作業は効率化され,申請者自身も研究に集中できるはず,そんな思いも強めました.今回のセミナーにご参加いただいた皆様.そして貴重なご講演をいただきました児島先生に心から感謝申し上げます.
羊土社では,今後も研究費の獲得に挑むみなさまのお役に立つような活動,情報提供を続けていきますので,引き続きご注目ください.
2017年は科研費の審査システムが大きく変更された初めての年で,不安を感じた方も多かったのではないでしょうか?
羊土社はこのたび,「大学や研究機関などで科研費採択をサポートする事務ご担当者」の皆さまを対象としたセミナーを開催します.
申請まとめ業務の概要・ポイントから「新制度はどうだったのか?」など新しい話題までの講演,また「疑問がその場で解消」する質疑応答と,充実の内容をお届けします.皆さまのご参加をお待ちしております.
対象者 |
科研費採択を支援する大学・研究機関等の事務関係者
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参加費 |
10,000円
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開催日時 |
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定員 |
各回 30名 |
会場 |
羊土社 第1会議室
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講師 |
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