本セミナーは終了いたしました.
羊土社では2018年9月7日(金),早めの準備で採択を掴む 科研費獲得セミナーと題したセミナーを開催しました.
科研費の「申請者本人」「申請をサポートする支援担当者」の双方を対象とした今回のセミナーでは,昨年実行された審査システム改革による申請・審査の変更点も含め,申請書の書き方のポイントやコツをご紹介いただきました.講師は「科研費獲得の方法とコツ」の著者である児島将康先生(久留米大学分子生命科学研究所 教授)です.
セミナーは「児島先生によるご講演」として第1部,ついで「参加者からの質疑応答」として第2部と,2部構成で開催しました.
その第1部の冒頭,『科研費に採択されない.採択される人とされない人の申請書はどう違う?じゃあどのように作成すればいい?』との問題に対し,『自身の研究テーマを整理してポイントを押えれば大丈夫.採択されるための申請書を作成できるようになることが今日の目標』と,児島先生の力強いセミナー趣旨が語られました.
講演は,現状の科研費の予算額や採択件数・率などの動向に触れたうえで,今回の肝となる“申請書の書き方のコツ”と展開されていきます.「申請書の10のチェックポイント」を挙げ,実際の申請書を例に, “良い点” “あまり良くない点” を項目ごとに分析しながら解説いただきました.講演はさらに,今年2018年申請の変更点にも及びます.セミナー開催の数日前に公開された公募要領の変更点を“速報”として,ポイントや書き方のコツを含めて解説いただきました.
申請書作成の基礎と変更点への対応を解説いただいた講演に,参加者からも『実例が多くとても分かりやすかった』『申請書作成でサポートすべきポイントを掴めた』『今年の変更点にどう対応するかよく理解できた』と好評の声が集まりました.
続く第2部は質疑応答です.今回,事前に参加者から申請に対する悩みや懸念点を聞き取り,それに対して児島先生に回答いただく形で進めました.その内容は今年の申請の変更点をはじめとして,申請の書き方,応募する区分,また制度面に関して,と多岐に渡ります.さらにその場でも追加の質問が挙がりましたが,いずれにも丁寧に回答いただきました.
質疑応答では悩み・疑問を払拭するとともに,すぐに実行できる具体的なアドバイスもあり,『学内の他の担当者とも共有したい内容だった』『なんだか科研費が獲れそうな気がしてきた』と,多くの方に役立つ内容だったようです.
「科研費」は申請する研究者本人にとっても,それをサポートする支援担当者にとっても,年間を通じて大きな責務の一つではありますが,児島先生は講演中,『科研費の採択は目標ではない.あくまで研究活動に取り組むための手段だ』とたびたび仰っていました.
科研費申請のイロハをすべて把握しようとするならば相当な時間と労力が必要だと思いますが,今回のセミナーでは「申請書の10のチェックポイント」など特に重要なエッセンスを抜粋して解説されており,『申請者本人が効率よく申請書を作成し,支援担当者が的確にその作成をサポートする.そして目標である皆さんの研究活動が充実すれば』といった児島先生の想いが感じられるセミナーでした.
羊土社は今後も,研究費の採択を目指す皆様にお役立ていただける活動を続けていきます.今後もぜひ弊社にご注目いただけましたら幸いです.最後に,今回のセミナーにご参加いただきました皆様,貴重なご講演をいただきました児島先生に,深く感謝を申し上げます.
2017年に科研費の審査システムが大きく変更されました。昨年は新しい制度のなか、不安を感じつつ手探りで申請書を作成してチェックして... といった方が、申請者の方にも申請者を支援される方にも多かったのではないでしょうか?
そして今年、2019年度の科研費申請に向けて多くの方が準備を始めようとされています。そこで羊土社では、新制度2年目を迎えた科研費申請を目指し、9月初旬に「科研費獲得セミナー」を開催いたします。
講師は、ベストセラー「科研費獲得の方法とコツ」をご執筆された久留米大学の児島将康先生です。2018年8月発行の「改定第6版」の内容と共に、セミナーでしか聞けない最新の情報をご紹介いただきます。
「科研費申請の現状」「新制度で気をつけるべき制度変更や応募のポイント」「新しくなった申請書の書き方・注意点・コツ」など、科研費を申請される方・それを支援する方の双方に役立つ内容をお届けします。
科研費の獲得には、時間をかけ推敲を重ねた申請書の作成が重要です。公募要領の公開後から早めに準備して採択を目指す、そんな皆さまのお役に立ちましたら幸いです。
対象者 |
・科研費の採択を目指す研究者 ・科研費採択を支援する大学・研究機関等の事務関係者 |
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参加費 |
5,000円
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開催日時 |
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定員 |
各回 60名
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会場 |
フォーラムミカサ エコ 8Fホール
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講師 |
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