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記事収録書籍

レジデントノート2019年6月号 Vol.21 No.4

血糖コントロール 病棟での「あるある」を解決します!

急性期,周術期,血糖不安定など病態に応じた実践的な管理のポイント

赤井靖宏/編

定価:2,200円(本体2,000円+税)

血糖コントロール

1章:病棟でよくある病態の血糖コントロール

周術期の血糖コントロール

土居健太郎

① 糖尿病患者が1型糖尿病であるのか2型糖尿病であるのかを必ず確認する
② 術前血糖コントロール目標は,空腹時血糖<140 mg/dL,食後血糖<200 mg/dL,尿中ケトン体陰性,尿糖1+以下とする.手術の可否をHbA1cで評価する明確なエビデンスはないが,7.5%以下が1つの目安となる
③ 予定手術の場合,空腹時血糖200 mg/dL以上,食後血糖300 mg/dL以上,尿中ケトン体陽性のいずれかに該当する場合には,手術延期が勧められる
④ 全身麻酔を要する手術の周術期血糖コントロールは,原則としてインスリンで行い,経口血糖降下薬は中止する
⑤ 術後,インスリン投与中の血糖コントロール目標は,140〜180 mg/dLとする.高血糖・重症低血糖を起こさないようにコントロールする

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