研究の歴史,各細胞死のメカニズム,実験法から現状の疾患研究への繋がりまで.重要だけど,あまりにも複雑な「細胞死」がすっきり体系的に理解できる日本初のテキスト.
目次
●はじめに【中野裕康】
●巻頭カラー
●執筆者一覧
●動画視聴ページのご案内
第1章 細胞死とは
1 本書のねらいと構成【中野裕康】
第2章 細胞死研究の歴史
1 アポトーシス研究の歴史【刀祢重信】
2 非アポトーシス細胞死研究の歴史【中野裕康】
第3章 制御された細胞死の分子機構
1 アポトーシス(movie❶)【酒巻和弘,森脇健太】
2 ネクロプトーシス【森脇健太】
3 パイロトーシス(movie❷)【中山勝文,榧垣伸彦】
4 フェロトーシス【今井浩孝】
5 オートファジー細胞死【清水重臣】
6 ネトーシス【四元聡志,田中正人】
7 新たな細胞死パータナトス【松沢 厚】
第4章 死細胞のゆくえ
1 死細胞の貪食【大和勇輝,鈴木 淳】
2 DAMPsと炎症【鹿子木拓海,中野裕康】
第5章 細胞死の生理的・病理的な役割
1 発生過程における細胞死(movie❸)【三浦正幸】
2 虚血と細胞死【田中絵梨,七田 崇】
3 細胞老化と細胞死抵抗性【山岸良多,大谷直子】
4 がんと細胞死【森脇健太】
5 自己免疫疾患・自己炎症性疾患と細胞死【大塚邦紘,安友康二】
6 ウイルス感染と細胞死【伊東祐美,鈴木達也,岡本 徹】
7 神経変性疾患と細胞死【鈴木宏昌,金蔵孝介】
第6章 細胞死についての実験手法
1 細胞死検出法(movie❹)【関 崇生,山﨑 創,中野裕康】
2 細胞死の可視化と細胞死誘導技術(movie❺❻❼❽)【村井 晋,中野裕康】
巻末付録【仁科隆史,森脇健太,駒澤幸子,中野裕康】
1 研究に役立つ誘導剤・阻害剤リスト
2 研究に役立つ抗体リスト
●索引
Column
① BrdUが細胞分化を抑制する機構
② 指間細胞死研究のその後
③ オタマジャクシの尾の細胞死と免疫システム
④ 国際的に知られなかった「立ち枯れ死」の発見
⑤ 最も信頼できるアポトーシスマーカーとして
⑥ 細胞死研究の落とし穴
⑦ BHAは抗酸化剤か,それともRIPK1阻害剤か
⑧ マウスの遺伝的背景とcaspase-11
⑨ ENUによる責任遺伝子の同定
⑩ caspase-8の基質選択性と進化的保存
⑪ cIAPはcaspase阻害分子か?
⑫ マウス発生・形態形成における内因性アポトーシスの意義
⑬ TNF誘導性細胞死におけるRIPK1の必要性
⑭ RIPK1遺伝子変異による先天性疾患
⑮ パイロトーシス実行因子の発見
⑯ フェロトーシスとほかの細胞死との見分け方
⑰ マウス好中球はネトーシスが起こりにくい
⑱ リバイバルスクリーニングによるスクランブラーゼ活性化因子の同定
⑲ caspase様分子meta-caspase
⑳ ウイルスはどうやって検出するの?
㉑ LDHリリースアッセイを行ううえでの注意点
㉒ Annexin V染色の注意点
㉓ 細胞死実行因子の発現と活性化の違い
㉔ 1分子FRETの開発
㉕ LCI-Sのための抗体選び
購入方法・送料について
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- 【本書名】実験医学別冊 もっとよくわかる!シリーズ:もっとよくわかる!細胞死〜多様な「制御された細胞死」のメカニズムを理解し疾患への関与を紐解く
- 【出版社名】羊土社
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