症例ベースだから、リアルな対応力が身につく! 研修医・非専門医が知っておきたい病棟での精神科の薬の使い方 『しくじり症例から学ぶ精神科の薬』
精神科の薬、正しく使えていますか?
診療科を問わず、精神科の薬の使いこなしがわかる1冊!
『しくじり症例から学ぶ精神科の薬』(井上真一郎/著)は、医師・看護師・薬剤師・心理士など一般病院で患者さんの精神症状に対応する医療者の方におすすめの書籍です。
入院患者さんが精神症状を発症したとき、起こりうる「しくじり」をどのように防ぎ、病棟トラブルの解決につなげるのか? 総合病院の精神科医エキスパートならではの視点で、精神科の薬の使い方をわかりやすく解説しています。
ここでは、本書が多くの医療者の方にご好評いただいているポイントをご紹介します。
レジデントノートの好評連載が待望の単行本となりました! 具体的な診療に関する加筆と、新規項目の書き下ろしで、さらに役立つ内容になっています。
精神科医と研修医による会話形式だから、わかりやすい!
全編を通して著者の「井上先生」(リエゾン精神科医)と「研修医」の会話形式で進みます。ときにはユーモアも交えつつ、論理的な診療メソッドをやさしい語り口で、理解を深めながら読むことができます。
実際の講演でも好評な、井上先生のレクチャーがそのまま本になったみたい!二人の会話から、職場でのコミュニケーションまで学べるかも!?
「病棟あるある」な症例を中心に紹介!
専門医でなくてもよく遭遇する、一般病院で起こりがちな精神症状対応へのしくじりを想定して、適切な対応を学ぶことができます。薬物療法に加え、患者さんとの接し方やリラクゼーション法など、精神症状への包括的な対応が満載です。
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【目次】
- chapter1 不眠(せん妄ハイリスクの場合)
- chapter2 不眠(せん妄の発症リスクが低い場合)
- chapter3 低活動型せん妄
- chapter4 過活動型せん妄
- chapter5 うつ病・適応障害
- chapter6 パニック障害・発作
- chapter7 アルコール依存症・離脱せん妄
- chapter8 精神科の薬の処方カスケード
- chapter9 睡眠薬のポリファーマシー
- chapter10 周術期に精神科の薬を内服している患者への対応
- chapter11 認知症の患者に抗認知症薬は必要か?
- chapter12 ステロイドによる精神症状
- chapter13 周産期における精神科の薬
- chapter14 精神科の薬とCYP【書き下ろし!】
- chapter15 慢性疼痛に対するアプローチ【書き下ろし!】
本書では、精神科でなくてもしばしばみられる精神症状にフォーカスしています。近年問題になっている3Dやポリファーマシーへの対応など、どの診療科でも役立つ情報満載です!
処方例を見やすく簡潔にまとめた「処方例集」を追加
レジデントノート誌の好評連載を単行本化するにあたり、稿末に処方例を見やすく簡潔にまとめた「処方例集」を追加しました。必要な時に必要な情報をすぐに確認することができます。
読者の方から、「なかなか手が出しにくい精神科の薬の用量調節も具体的にわかって助かる!」と好評です。処方例を載せるだけでなく、薬剤ごとのメリットやデメリットも解説しています。