脳にまつわる疑問を遺伝子・細胞レベルで解説します 『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』
楽しみながら読める脳科学の入門書
私たちの体ではさまざまな臓器が休みなく働いていますが、なかでも脳はそれらを司り、こころの司令塔という重要な役割も担っています。
『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』(大隅典子/著)は、そのような脳の構造や機能に興味がある方や、「なぜ脳にシワがある?」といったような脳に関する色々な疑問をお持ちの方におすすめの本です。面白い小説を読み始めるみたいにわくわくしながら、脳科学の世界に足を踏み入れてみませんか。
本書は、生命科学、免疫学、解剖学に続く「小説みたいに楽しく読めるシリーズ」4冊目の新刊です。早くも月間ランキングで第2位を獲得し、読者の方から好評の声をいただいています。
脳にまつわる素朴な疑問を「遺伝子・細胞レベル」で解説します
脳についての書籍は多数ありますが、本書は脳の構造・機能を遺伝子・細胞レベルで解説していることが特徴です。
専門外の分野だけど脳科学をじっくりと学びたい学生や社会人の方、これから脳神経科学領域に踏み出す研究者の方にも手に取っていただきたい内容になっています。
脳の構造・機能から、脳を構成する細胞や密接に関係する遺伝子まで取り上げ、脳がどうやってできるのかを学ぶことができます。各章の扉絵はこれから始まるお話の内容となっていますので、読み終わってからぜひもう一度ご覧ください。「あ、これはあの話だな?」と気づくとニヤリとなる要素がたくさん入っています。
脳科学研究の歴史をたどりながら、ブレインテックなどの最新動向も
脳のことを考えていると、さまざまな疑問が湧いてきませんか?
本書では、脳についてのあらゆる疑問に答えながら、脳の構造とそれらを構成する多彩な細胞について、そして老化や各種疾患との関係など脳科学研究の最先端も、わかりやすく解説しています。
ページをめくるたびに、「もっと知りたい!」と知的好奇心が刺激されるはずです。
本書の見出しを一部ご紹介します。ぜひ書籍でチェックしてください。
- 昆虫に脳はある?
- 脳は進化の過程で、どのように巨大化していった?
- 脳の大きさと頭のよさには関係がある?
- 脳を構成する細胞の成分は?
- 脳にはどんな脂質が含まれる?
- シナプスって何?
- アルツハイマー病は治る?
- アインシュタインの脳はどこが違う?
詳しい目次は、こちらのページでチェックしてください。
紀元前での「こころ」についての考え方にはじまり、脳科学研究者たちのあゆみをたどりながら、現代の脳科学研究に欠かせない技術まで紹介します。また第5章の最後では、イノベーション分野のブレインテックについても取り上げ、現在行われている研究を紹介します。これからの脳科学研究の動きがますます気になる内容となっています!
本書を一部お読みいただけます
著者の大隅典子先生が、noteで本書の誕生秘話を書いてくださっています。
note『小説みたいに楽しく読める 脳科学講義』刊行!