バイオ実験法&必須データポケットマニュアル〜ラボですぐに使える基本操作といつでも役立つ重要データ

バイオ実験法&必須データポケットマニュアル

ラボですぐに使える基本操作といつでも役立つ重要データ

  • 田村隆明/著
  • 2006年06月15日発行
  • B6変型判
  • 324ページ
  • ISBN 978-4-7581-0802-7
  • 3,520(本体3,200円+税)
  • 在庫:あり
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実験に必要な色々な資料,あちこちに散らばっていませんか?本書はバイオ実験の汎用プロトコールと関連データをポケット判にギュッと凝縮した,新しい実験書です.毎日の実験はこの1冊におまかせ!

目次

1部 実験法の解説+プロトコール編

第1章:実験の基礎

1.実験の準備
2.溶液
【プロトコール】
  • 溶液の作製と保存
3.基礎的操作
4.ラジオアイソトープ実験
5.組換えDNA実験の安全性

第2章:DNAを扱う

1.DNAの性質
2.操作の基本
【プロトコール】
  • DNAを送る
  • 吸光度測定によるDNAの定量
  • エチジウムブロマイドによるDNAの検出
3.沈殿濃縮法
【プロトコール】
  • エタノール沈殿
  • イソプロパノール沈殿
  • PEG沈殿
4.その他の濃縮法
【プロトコール】
  • 遠心濃縮機による濃縮
  • 有機溶媒による脱水
  • 有機溶媒除去
5.抽出による精製
【プロトコール】
  • フェノール抽出(標準的な抽出操作)
  • フェノール/クロロホルム(クロロパン)抽出
  • クロロホルム抽出
6.その他の精製法
【プロトコール】
  • 低分子物質の除去1 <透析>
  • 低分子物質の除去2 <ゲルろ過>
  • DEAEセルロースを用いる精製法
7.高分子核酸とヌクレオチドの分離
【プロトコール】
  • DNAのみをフィルターに吸着させる

第3章:基本となるDNA実験

1.制限酵素を使う
【プロトコール】
  • 制限酵素を使ったDNAの切断
2.修飾酵素を使う
【プロトコール】
  • 5′端の脱リン酸化反応
  • 5′端のリン酸化反応
  • ベクターにインサートを組み込む
3.PCRによるDNA増幅
【プロトコール】
  • Taq DNAポリメラーゼを使ったPCR
  • TAクローニング
4.ポリアクリルアミドゲル電気泳動
【プロトコール】
  • 中性ゲル(未変性ゲル)による分離
  • ゲルからのDNA抽出
  • 変性ゲル(尿素ゲル)を使った電気泳動
  • ゲルの乾燥
5.アガロースゲル電気泳動
【プロトコール】
  • アガロースゲルの作製からDNA検出まで
  • ゲルからのDNA回収
6.超遠心機を用いる分離方法
【プロトコール】
  • ショ糖密度勾配によるDNA断片の分離
  • 塩化セシウム平衡遠心によるDNAの分離・精製
  • 形態によるDNAの精製

第4章:DNA解析実験

1.DNAシークエンシング
【プロトコール】
  • アイソトープを使うマニュアルシークエンシング
  • サイクルシークエンシングとオートシークエンサーを用いる方法
2.細胞DNAの抽出
【プロトコール】
  • 培養細胞や動物組織からDNAを抽出する
  • 核DNAの精製(DNA抽出の準備)
3.サザンブロッティング
【プロトコール】
  • ステップ1・制限酵素の消化とゲル電気泳動
  • ステップ2・メンブランへのトランスファーと固定
  • ステップ3・ハイブリダイゼーションおよび検出
4.DNAの標識
【プロトコール】
  • ランダムプライマー法
  • ニックトランスレーション
  • 3′突出DNA末端の3′端標識法
  • 5′突出DNA末端の3′端標識法
  • 5′末端標識法
5.培養細胞へのDNA導入
【プロトコール】
  • トランスフェクション法1 リン酸カルシウム法
  • トランスフェクション法2 リポフェクション法
  • トランスフェクション法3 エレクトロポレーション法

第5章:RNAを用いる実験

1.RNA操作
2.細胞からのRNA抽出と精製
【プロトコール】
  • SDS-フェノール法(抽出の基本型)
  • AGPC(Acid-Guanidium-Phenol-Chloroform)法(GTCを用いる方法)
  • GTCを用いる抽出キット
  • タンパク質,DNAの分解操作を含む抽出方法
  • 動物組織の処理
  • ポリ(A)RNAの精製(Oligo-dTラテックスを用いる方法)
3.特異的RNAの検出
【プロトコール】
  • 変性アガロースゲル電気泳動によるRNAの分離
  • ノザンブロッティング
  • RNaseプロテクション
  • RT-PCR
4.標識RNA調製
【プロトコール】
  • RNAプローブの合成

第6章:タンパク質に関する実験

1.タンパク質の濃度測定
【プロトコール】
  • 比色法
2.タンパク質の取り扱い
3.タンパク質濃縮法
【プロトコール】
  • 硫安沈殿
  • アセトン沈殿
  • TCA沈殿
4.低分子の除去
5.細胞からのタンパク質抽出
【プロトコール】
  • 抽出液の調製
  • 細胞溶解液の作製
  • 動物組織の処理
6.SDS-PAGE
【プロトコール】
  • ステップ1・SDS-PAGE用のゲルの作製
  • ステップ2・試料の前処理と電気泳動
  • ステップ3・CBB染色
7.抗体を使ったタンパク質実験
【プロトコール】
  • ウエスタンブロッティング
  • 免疫沈降法
8.組換えタンパク質
【プロトコール】
  • 大腸菌からの組換えタンパク質調製

第7章:大腸菌,プラスミド,ファージに関する操作

1.大腸菌
2.培地
【プロトコール】
  • 培地作製法
  • IPTGとX-galを使ったカラーセレクション
3.培養
4.プラスミド
5.プラスミドを細胞へ導入する
【プロトコール】
  • ケミカルコンピテントセル作製法1
  • ケミカルコンピテントセル作製法2
  • トランスフォーメーション法
  • エレクトロコンピテントセル作製法
  • エレクトロポレーション
6.プラスミドの抽出,精製
【プロトコール】
  • フェノールを用いる簡易抽出法
  • アルカリ溶解法(アルカリプレップ)
  • ボイルプレップ
  • 大量精製法(アルカリ法と塩化セシウム密度勾配遠心法の組み合わせ
7.ファージの利用
【プロトコール】
  • プラークアッセイ
  • ファージの増殖
  • ファージDNAの調製

2部 実験に必要なデータ編

第1章:実験の基礎

【Data】
  • 分子量,モル濃度,分子数
  • 主な水溶性試薬の分子量
  • 主な水溶性試薬(市販品)の濃度
  • 水の電離とpH
  • pH標準液
  • 主なバッファーの適用pH範囲
  • 様々なバッファーの組成表
  • pH指示薬の変色域
  • Tris-HClバッファーの温度によるpHの変化
  • 回転数と遠心加速度の関係
  • オートクレーブの圧力と温度
  • 殺菌法
  • 放射能に関する単位
  • 生物学で使用されるRI
  • 主要RIの減衰率

第2章:DNAを扱う

【Data】
  • 塩基,ヌクレオシド,ヌクレオチド
  • DNAに関する換算式
  • 代表的DNAのデータ
  • 核酸の吸光度

第3章:基本となるDNA実験

【Data】
  • 制限酵素認識配列に関するクロスインデックス
  • 制限酵素の性質
  • 利用可能な主なメチラーゼ
  • 主なDNAポリメラーゼの特性と用途
  • 主なDNAポリメラーゼの反応液組成
  • 主なヌクレアーゼの反応条件
  • 主なヌクレアーゼの特性と用途
  • アクリルアミドゲル濃度とDNAの分離能(未変性ゲルの場合)
  • 低分子用DNAサイズマーカー
  • 変性ゲルにおける色素マーカーの移動度
  • アガロースゲルの分離能
  • 種々のアガロースの用途
  • 高分子用DNAサイズマーカー
  • ローターの特性
  • 塩化セシウム溶液のパラメーター

第4章:DNA解析実験

【Data】
  • ヒト細胞中の核酸含量など
  • 組織培養用抗生物質
  • 培養器の容量
  • よく使われる株化細胞

第5章:RNAを用いる実験

【Data】
  • RNAのOD測定
  • 分子量,重量,モル数,塩基数の換算
  • rRNAの大きさ
  • 逆転写酵素の特性

第6章:タンパク質に関する実験

【Data】
  • 遺伝コード(普遍コードを示す)
  • 機能性コドンとミトコンドリアのコドン
  • アミノ酸データ
  • タンパク質の分子量とDNA長
  • タンパク質の吸光度と濃度の関係
  • 主なプロテアーゼインヒビター
  • 主な界面活性剤
  • 硫酸アンモニウム濃度
  • 0℃における種々の濃度の硫安溶液の作製
  • ゲルろ過担体の種類とその性能
  • SDS-PAGEで直線的に分離できるタンパク質のサイズ
  • SDS-PAGE用マーカータンパク質
  • 抗体とプロテインA/G/Lとの結合
  • 大腸菌において稀なコドンの真核生物での使用頻度
  • 組換えタンパク質に使用されるタグ

第7章:大腸菌,プラスミド,ファージに関する操作

【Data】
  • 培地1l を作るのに必要な成分
  • 汎用プラスミドの構造
  • ファージ用大腸菌
書評・感想
  • 基本的な操作でふと何だったけ?と思った時、知りたいと思った時にすぐに手に取って調べられる。

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  • 【本書名】バイオ実験法&必須データポケットマニュアル〜ラボですぐに使える基本操作といつでも役立つ重要データ
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