無敵のバイオテクニカルシリーズ:改訂第3版 バイオ実験の進めかた
  • 内容見本0
  • 内容見本1
  • 内容見本2
無敵のバイオテクニカルシリーズ

改訂第3版 バイオ実験の進めかた

  • 佐々木博己/編
  • 2007年03月20日発行
  • A4判
  • 200ページ
  • ISBN 978-4-89706-923-4
  • 4,620(本体4,200円+税)
  • 在庫:あり
PDFダウンロード

★シリーズ一覧はこちら

さあ実験,でもどう進めたらいいのだろう…と悩む前に本書をどうぞ!バイオ研究の流れをフローチャートで示し,流れに沿って200以上の実験法を紹介.キット・受託情報も充実で,効率よく実験できます!

目次

1章 遺伝子クローニングと入手方法【佐々木 博己】

A.通常のcDNAクローニングと入手方法

A-1. cDNAライブラリーからcDNAを手に入れる
  • mRNAを調製する
  • cDNAライブラリーの作製とスクリーニング
A-2. PCRによってcDNAを手に入れる
A-3. 公的保存施設からの譲渡,市販のカタログショッピング
  • 公的遺伝子供給施設
  • 市販のカタログショッピング
A-4. 人からの供与

B.遺伝子の発現量や機能をもとにしたクローニング

B-1. 合成オリゴヌクレオチドによるcDNAライブラリーのスクリーニング
B-2. mRNAの発現量の差をもとにcDNAを手に入れる
  • cDNAディファレンシャルハイブリダイゼーション法
  • cDNAサブトラクション法
  • mRNAフィンガープリント法
B-3. cDNAの発現クローニング
  • 抗体をプローブとするcDNAクローニング
  • 細胞にmRNAやcDNAを導入して目的のcDNAのみを分離する
  • タンパク質-タンパク質相互作用を利用してcDNAを手に入れる
  • DNA-タンパク質相互作用を利用してcDNAを手に入れる

C.同定したcDNAの塩基配列の決定とホモロジーサーチ

C-1. 塩基配列の決定
  • キャピラリー電気泳動方式
  • スラブゲル電気泳動方式
C-2. ホモロジー検索
  • 核酸,アミノ酸のデータベースと検索プログラム
  • モチーフデータベース

2章 抗体の入手,タンパク質の精製とアミノ酸配列決定【吉田 真太郎】

A.抗体を入手する

A-1. 抗体を購入する
A-2. 抗体を作製する
  • ポリクローナル抗体
  • モノクローナル抗体

B.タンパク質の精製とアミノ酸配列決定

B-1. 生体,細胞からタンパク質を手に入れる
  • タンパク質を分画する
  • タンパク質を分離・精製する
B-2. アミノ酸配列(一次構造)の決定
  • アミノ酸配列分析用タンパク質の調製
  • アミノ酸配列(一次構造)決定

3章 遺伝子産物の生化学的解析【吉田 真太郎】

A.タンパク質の酵素活性を解析する

A-1. タンパク質の入手
A-2. 酵素活性を測定する
  • キナーゼ活性測定
  • その他の活性測定

B.タンパク質の局在性の検定を行う

B-1. 免疫染色法(免疫組織化学染色法)
  • 免疫染色法の種類
  • 標識物質
B-2. 免疫電顕法
B-3. GFPを利用した局在性検

C.タンパク質-タンパク質の相互作用を調べる

C-1. 融合タンパク質を用いて目的のタンパク質の検出を行う
  • 融合タンパク質の作製
  • 融合タンパク質の精製
C-2. 抗体を用いて目的のタンパク質の検出を行う
  • 合成ペプチドを利用した抗原の作製
  • 目的タンパク質の検出
C-3. 表面プラズモン共鳴法
C-4. 蛍光共鳴エネルギー転移(FRET)法
C-5. プロテオーム解析

D.DNA-タンパク質の相互作用を調べる

D-1. DNA結合因子の解
D-2. DNA非結合因子の解析
D-3. クロマチン免疫沈降(ChIP)法

E.タンパク質の修飾を解析する

E-1. リン酸化の解析
  • リン酸化タンパク質の検出
  • リン酸化アミノ酸の分析
E-2. タンパク質に付加した複合糖鎖の解析
  • 糖タンパク質の分離・精製
  • 糖鎖の切断
  • 糖鎖の同定
E-3. その他の翻訳後修飾の解析

4章 遺伝子の発現解析【落谷孝広】

A.目的のmRNAの発現している組織,細胞,量,それに時期,期間を知る

A-1. cDNAセットの購入
A-2. mRNAフィルター,ポリA mRNAアレイの購入
A-3. mRNAの抽出方法
A-4. 発現情報解析の方法:核酸レベル
  • ノーザンハイブリダイゼーション法
  • RNaseプロテクションアッセイ法(リボプローブマッピング)
  • RT-PCR法
  • リアルタイムPCR法
  • DNAチップ/マイクロアレイ法
A-5. 発現情報解析の方法:細胞・組織レベル
  • in situハイブリダイゼーション(ISH)法
  • in situ RT-PCR法
  • 核run-onアッセイ法
  • マイクロダイセクション法
  • 組織アレイによる遺伝子発現解析法

B.目的のmRNAの発現調節機構を調べる

B-1. 発現はどのレベルで調節されているのかを知る
  • 転写レベルでの調節
  • 転写後の各段階で調節されている場合
B-2. 発現調節領域の同定
  • プロモーター解析
  • エンハンサーの同定
  • in vitro転写系
B-3. 転写後の調節機構を知る
  • microRNA による発現調節を知る
B-4. エピジェネティクスによる遺伝子発現調節

C.転写制御因子を解析する

C-1. 転写因子の解析
C-2. 転写因子の精製
C-3. 目的遺伝子と転写因子の相互作用
  • チロシンリン酸化抗体による解析方法
  • In-gelタンパク質リン酸化アッセイ法
  • レポーターアッセイシステム(キット)

5章 細胞・生体レベルの遺伝子機能解析【落谷孝広】

A.培養細胞への遺伝子導入と発現

A-1. 人工変異の導入方法
  • 合成オリゴヌクレオチドによる位置指定変異導入法
  • 領域指定変異導入法
A-2. 発現ベクターのデザイン
  • プロモーター・エンハンサーの選択
  • 発現調節用ベクターの選択
A-3. 培養細胞への遺伝子導入の方法論
  • 生物学的方法
  • 物理的方法
  • 化学的方法
A-4. 遺伝子組み込み細胞株の樹立
  • 選択マーカー遺伝子の選択
  • 薬剤耐性細胞株の樹立
  • 遺伝子発現細胞株のスクリーニング
A-5. レポーター遺伝子導入と発現アッセイ法

B.オリゴヌクレオチドの導入による遺伝子の機能解析

B-1. アンチセンスオリゴヌクレオチドのデザインと全体のプロトコール
  • ターゲット部位デザイン
  • プロトコール
B-2. 培養細胞へのアンチセンスオリゴヌクレオチドの導入
B-3. RNAi法のデザイン
  • 標的遺伝子に対するsiRNAの配列設計
  • siRNA配列の特異性の確認
  • 合成siRNAか,ベクター型siRNAかの選択
  • 細胞,動物への導入

C.動物個体への遺伝子導入

C-1. トランスジェニック
  • トランスジェニック動物作製
  • 各種トランスジェニック動物
C-2. ノックアウト
  • ノックアウトマウス作製
  • その他のノックアウト動物
  • その他の個体レベルでの遺伝子機能の抑制方法:RNAi法
C-3. 生体への全身あるいは局所的遺伝子導入法
C-4. 個体レベルでのイメージング解析

D.動物個体の大量変異株のバンク状況と取得のための利用法

6章 幹細胞(ES細胞.間葉系幹細胞)を用いた実験法【落谷孝広】

A.ES細胞の樹立と培養,保存などの基礎技術

A-1. ES細胞の取り扱い
  • ES細胞の入手
  • ES細胞の培養
  • ES細胞の保存
  • フィーダー細胞の取り扱い
A-2. ES細胞への遺伝子導
  • ES細胞に導入可能な遺伝子ベクター
  • 遺伝子導入の方法
A-3. ヒトES細胞の入手などについての情報

B.ES細胞の分化誘導系を用いた遺伝子機能解析

B-1. ES細胞を用いた遺伝子機能解析の戦略
B-2. ES細胞のin vitro分化誘導
  • 培養シャーレ上での分化誘導
  • 胚様体を介したin vitro分化誘導
B-3. ES細胞のin vivo分化誘導

C.間葉系幹細胞

C-1. 間葉系幹細胞の入手
C-2. 間葉系幹細胞の培養
C-3. 間葉系幹細胞の分化

7章 ポストゲノムとしての網羅的遺伝子研究【佐々木博己】

A.癌を含む疾患原因遺伝子の分離・同定

A-1. ポジショナルクローニングによる遺伝性疾患の原因遺伝子の同定
  • 古典的な多型マーカーを用いた連鎖解析による原因遺伝子座の決定
  • SNPsを利用した疾患関連遺伝子の同定
A-2. ポジショナルクローニングによる非遺伝性の癌の原因遺伝子の同定
  • 染色体の構造異常の同定
  • 染色体の転座・逆位部位の同定
  • メチル化異常の同定
A-3. 候補遺伝子の同定
  • データベースを利用する方法
  • 実験的に未知遺伝子を分離する方法
A-4. 遺伝子変異の同定
  • 大きな変化を検索する方法
  • 点突然変異を含む微細な変化を検索する方法

B.ゲノム網羅的遺伝子機能解析

B-1. トランスクリプトーム関連技術
B-2. プロテオーム関連技術

購入方法・送料について

本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.

  • 【本書名】無敵のバイオテクニカルシリーズ:改訂第3版 バイオ実験の進めかた
  • 【出版社名】羊土社

お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.

羊土社HPでのご注文について

本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.

分類 項目 費用
国内 消費税 +420円
送料 +500円
手数料(代引きのみ) +300円
海外 航空便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +1100円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +1410円
第2地帯(ヨーロッパ) +1410円
第3地帯(アフリカ、南米) +1850円
EMS便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +1820円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +2540円
第2地帯(ヨーロッパ) +2800円
第3地帯(アフリカ、南米) +3420円

※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.

法人向け 購入のお問い合わせ

法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

こちらの書籍もお勧めいたします

  • 9784758104234
  • 9784758122764
  • 9784758122757
  • 9784758122740
  • 9784758104203
  • 9784758122726
  • 9784758125796
  • 9784758107105
  • 9784758108034
  • 9784758108027
サイドメニュー開く