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臨床試験から考えるファージセラピーの実用化ファージ療法は多剤耐性菌への切り札となるか

岩野英知,藤木純平,中村暢宏
Hidetomo Iwano1)/Jumpei Fujiki1)2)/Tomohiro Nakamura1)3):Department of Veterinary Medicine, Rakuno Gakuen University1)/Department of Medicine, University of California San Diego2)/Research Center for Drug and Vaccine Development, National Institute of Infectious Diseases3)(酪農学園大学獣医学群獣医学類1)/カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部2)/国立感染症研究所治療薬・ワクチン開発センター3)
10.18958/7149-00002-0000291-00

近年,抗生物質の濫用からさまざまな多剤耐性菌が出現し世界的な問題となっている.冷戦の産物として旧ソビエト連邦等で発展したファージ療法は,その対策において注目が高まっている.概論ではファージ療法の利点を概説し,社会実装に向けて存在する課題を考察する.また各論にて,本邦での最先端のファージ療法の研究開発についてご紹介する(企画/植松 智,井元清哉).

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