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アクチン求心性流動

あくちんきゅうしんせいりゅうどう

移動する細胞や神経細胞の成長円錐のラメリポディアではF-アクチンは先導端から細胞体へ向かって絶えず流れていく.その駆動力は,先導端でのG-アクチンの重合によりF-アクチン自体が細胞体へ向かって押し出されることと,ラメリポディアの基底部のミオシン系モータータンパク質によってF-アクチンが細胞体へ引っ張られることが考えられている.ラメリポディアの長さが変わらない場合,アクチン求心性流動の速度は先導端でのアクチン重合速度と等しくなる.(実験医学増刊2617より)

生命現象の動的理解を目指すライブイメージング

癌,シグナル伝達,細胞運動,発生・分化などのメカニズム解明と最新技術の開発, 創薬・治療・診断への応用

宮脇敦史/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです