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グループⅠ(GⅠ)イントロン/グループⅡ(GⅡ)イントロン

ぐるーぷIGIいんとろんぐるーぷIIGIIいんとろん

イントロン配列自身が酵素類似の活性を発揮してスプライシングを行う自己スプライシング・イントロンは,二次配列からグループⅠ(GⅠ)とグループⅡ(GⅡ)に大別される.両者は反応形式も異なり,GⅠイントロンはスプライング第一段階の求核種として遊離グアノシンの3′OH-基を用いるのに対し,GⅡイントロンはイントロン内の2′OH-基を用いる.GⅡイントロンの反応様式はスプライセオソームと等しいことから,両者の進化的関係に興味がもたれてきた.(実験医学増刊317より)

生命分子を統合するRNAーその秘められた役割と制御機構

分子進化・サイレンシング・non-coding RNA からRNA 修飾・編集・RNA―タンパク質間相互作用まで

塩見春彦,稲田利文,泊 幸秀,廣瀬哲郎/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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