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ザイモグラフィー法

ざいもぐらふぃーほう

電気泳動によるタンパク質の分画をおこない,特定のタンパク質をその酵素活性に基づいてゲル上で染色する呈色法.主に吸光基質を用いた検出手法やタンパク質の基質を電気泳動ゲルに埋め込む手法(メタロプロテアーゼ活性の検出など)が用いられている.ゲル上でタンパク質の活性を評価するための電気泳動法としては,①SDS-PAGEをおこなった後にゲル中からSDSを除去してタンパク質を再賦活する手法,②タンパク質を変性させず,これが有する電荷を利用して電気泳動をおこなう手法,③タンパク質変性作用の弱い界面活性剤を用いて電気泳動をおこなう手法,などが知られている.(実験医学増刊322より)

研究成果を薬につなげる アカデミア創薬の戦略と実例

長野哲雄/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです