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ディスラプトーム

でぃすらぷとーむ

網羅的遺伝子機能破壊.個々の「遺伝子:gene」に対応して「表現型:phenotype」が存在するが,遺伝子の集合体としての「ゲノム:genome」に対応して表現型の集合体としての「フェノーム:phenome」が存在する.そして,遺伝子と表現型との対応を解析するための実験手法が,遺伝子機能の「破壊:disruption」であるのに対して,ゲノムとフェノームとの対応を解析するための実験手法が,ゲノムワイドでの網羅的な遺伝子機能破壊,すなわち「ディスラプトーム」である.ディスラプトームには,遺伝子レベル・転写産物レベル・タンパク質レベルの3段階がある.出芽酵母の全遺伝子破壊株コレクションを用いた解析をはじめとし,最近では,線虫・ショウジョウバエ・マウス・ヒトにおいてRNAiを用いたディスラプトーム解析が行われている.(バイオテクノロジージャーナル56より)

タンパク質相互作用を解明する最適メソッド

竹縄忠臣/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです