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パネキシンチャネル

ぱねきしんちゃねる

ギャップ結合にかかわる分子は,コネキシンが有名である.コネキシンによるチャネルは,4回膜貫通型タンパク質であるコネキシンが中央の孔を囲んで六量体を形成したものである.骨細胞同士の結合には,コネキシン43が重要である.コネキシンはヘミチャネルも形成するが,別の分子ファミリーであるパネキシンもヘミチャネルを形成する膜タンパク質である.現在パネキシン1〜3が同定されており,パネキシン1,2は中枢神経系に,パネキシン3は骨軟骨に発現する.パネキシンによるヘミチャネルは,コネキシンのものと区別して,パネキシンチャネルとよばれる.(実験医学増刊327より)

骨代謝 つくり、壊し、変える−そのメカニズムと最新治療

分子機構から骨粗鬆症・リウマチなど骨疾患への応用まで

田中 栄/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです