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プレバイオティックス

ぷればいおてぃっくす

イギリスの微生物学者Gibsonらが1995年にJournal of Nutritionで提唱した用語で,「プロバイオティックス」が,腸内細菌叢を変え宿主の健康によい効果をもたらす腸内微生物を指すのに対して,「プレバイオティックス」は,プロバイオテイックス効果をもたらす,食品成分のことを意味する.この原著論文では,上部消化管で分解・吸収されず大腸に到達し,大腸に存在する有益な腸内細菌を選択的に増殖・活性化し,宿主の健康の維持改善に役立つ食品成分と定義されている.(実験医学増刊3415より)

遺伝子制御の新たな主役 栄養シグナル

糖、脂質、アミノ酸による転写調節・生体恒常性機構と疾患をつなぐニュートリゲノミクス

矢作直也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです