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ヤング率

やんぐりつ

材料が弾性変形する場合,応力とひずみの間にはσ=Eε(σ:応力,E:ヤング率,ε:ひずみ)で表される比例関係が成立する.ヤング率が高い材料は応力をかけた場合ひずみにくい.骨の弾性率はおよそ〜30 GPaであるのに対し,金属材料は弾性率が低いとされているチタンでも約110 GPaである.金属材料と生体との弾性率の差は応力遮蔽をもたらすことから,より骨に近いヤング率を有する材料開発が進められている.(実験医学増刊327より)

骨代謝 つくり、壊し、変える−そのメカニズムと最新治療

分子機構から骨粗鬆症・リウマチなど骨疾患への応用まで

田中 栄/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです