実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

膜の負の曲率

まくのふのきょくりつ

細胞膜は内層と外層からなる脂質二重層構造を取っており,その内層の局所でPLDがPCを加水分解してPAを産生すると,PAは極性基が小さいので,細胞膜脂質二重層の外層に対して内層の面積が相対的に低下して外層と内層の曲率が変化するために膜が内側に突出する.これにより突出した細胞膜と分泌小胞の融合が引き起こされる.(実験医学増刊2820より)

分子から個体へと深化する脂質生物学

リピドミクスや脂質イメージングによる局在・機能解析から生体調節系の生理,そして,がん・炎症など疾患の分子機構の理解へ

佐々木雄彦,横溝岳彦,竹縄忠臣/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです