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食事誘導性熱産生

しょくじゆうどうせいねつさんせい

食事誘導性熱産生は,摂食によって増加する熱産生の総称であり,摂取したタンパク質などの脱アミノ化などによって起こる熱産生の他,過剰に摂取したエネルギーを感知して熱としてそのエネルギー放散する熱産生がある.後者は,寒冷曝露による非ふるえ熱産生と同様に,交感神経系が関与する.また,熱産生器官として褐色脂肪組織,骨格筋,肝臓が想定されている.しかし,これらの臓器がどの程度の割合で食事誘導性熱産生に寄与するかは不明である.(実験医学増刊352より)

糖尿病 研究の“いま”と治療の“これから”

綿田裕孝/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです