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養子免疫細胞療法

ようしめんえきさいぼうりょうほう

体内に存在する抗腫瘍免疫に対する抑制的な環境を排除した体外で,抗腫瘍効果の高い免疫細胞を誘導し,増幅した後に患者体内に戻す治療法.1980年代後半,Rosenbergらがヒト転移性悪性黒色腫に対する腫瘍浸潤リンパ球を用いた養子免疫細胞療法の有効性を報告して以来,現在までさまざまな臨床応用が行われている.(実験医学増刊3112より)

腫瘍免疫学とがん免疫療法

がんの進展・排除を司る免疫システムと逃避するがん―その制御による新たながん治療

河上 裕/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです