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サーマルシフト法

さーまるしふとほう

化合物の結合によるタンパク質の熱安定性変化を利用して相互作用する分子を同定する手法.化合物とタンパク質試料を混合し,さまざまな温度で熱処理をおこなった後に遠心などにより凝集物を分離し,可溶性画分のタンパク質を定量プロテオーム解析する.可溶性画分の定量値と処理温度により溶解曲線を得ることができる.化合物の有無による溶解曲線の変化(シフト)により化合物と相互作用するタンパク質を同定する.(実験医学増刊422より)

あなたのラボから薬を生み出す アカデミア創薬の実践

All JAPAN体制の先端技術支援を利用した創薬の最前線

善光龍哉,辻川和丈/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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