シュードタイプ
しゅーどたいぷ
レトロウイルスは細胞由来の脂質二重膜にそれぞれのウイルスによりコードされているエンベロープタンパク質を発現している.このエンベロープタンパク質は標的細胞膜上に存在する受容体を特異的に認識するため,ウイルスが感染できる細胞を決定する重要な因子の1つとなっている.このエンベロープタンパク質を別のウイルス由来のものに変更することをシュードタイプいい,ウイルスの性質を変えることができる重要な手段である.(バイオテクノロジージャーナル72より)
ウイルスベクターの最新動向
遺伝子治療に向けた開発の最前線
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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