細胞外に分泌されるsPLA2には10種の活性型アイソザイム(ⅠB,ⅡA,ⅡC,ⅡD,ⅡE,ⅡF,Ⅴ,Ⅹ,Ⅲ,XⅡA)が存在する.各アイソザイムは異なる分布を示し,基質リン脂質の極性基と脂肪酸に対して異なる選択性をもつ.これらの観点から,それぞれのsPLA2は組織固有の細胞外リン脂質環境を整えることによって生命応答を制御していると考えられる.(実験医学増刊3117より)
病態の理解に向かうアレルギー疾患研究
なぜ、アレルギーが起こるのか?発症・進展の新概念と臨床への展開
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