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初回通過効果

しょかいつうかこうか

経口投与された薬物が循環血中にまで到達できないことをあらわす.主に,小腸の膜透過,小腸細胞内代謝,および肝細胞内代謝による到達量の減少をあらわす.小腸で吸収された医薬品はすべて門脈に移行するため薬物代謝活性能が高い肝臓を通過する.そのために,静脈内注射などと比べて代謝を受ける効率が高く,経口投与薬の創製を困難にしている.(実験医学増刊407より)

栄養・代謝物シグナルと食品機能

転写、エピゲノムの制御から代謝性疾患の治療・予防に向けて

亀井康富/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです