酸化LDL-コレステロールを過剰に取り込み蓄積したマクロファージで,各種サイトカインを放出して血管局所において慢性炎症反応を惹起する.惹起された慢性炎症が誘因となり,血管内膜に平滑筋細胞が遊走し,内膜内で増殖することでプラークが肥大化する.プラークを覆う線維性被膜が破たんすると血栓を生じて心筋梗塞や脳梗塞の原因となる.(実験医学増刊352より)
糖尿病 研究の“いま”と治療の“これから”
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