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薬剤抱合

やくざいほうごう

シトクロムP450などの第一相反応により生成した官能基をもつ異物化合物にグルタチオン,グルクロン酸,そして硫酸が付加されると水溶性が増加するとともに,排泄の標識となる.例えば,抗がん剤ソラフェニブはシトクロムP450 3A4(CYP3A4)による酸化的代謝とグルクロン酸転移酵素(UGT1A9)によるグルクロン酸抱合により,排泄される.(実験医学増刊3510より)

がん代謝 ワールブルグを超えて全容解明に挑む

トリガーとなる分子、腸内細菌や免疫細胞の関与、標的治療の展望

曽我朋義/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです