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重症下肢虚血

じゅうしょうかしきょけつ

末梢動脈性疾患のうち,安静時疼痛・皮膚潰瘍・壊疽を認める病態.血行再建術によって治療可能なのは約半数にとどまり,治癒が得られる症例はわずか1/4程度である.虚血性心疾患または脳血管障害を高率に合併し,1年以内の死亡率は約20%ときわめて予後不良であることから,四肢の疾患よりむしろ全身疾患として捉えるべきである.(実験医学増刊2817より)

血管研究と血管治療

血管形成メカニズムの新たな概念から炎症・がん治療,虚血性疾患の血管再生療法まで

高倉伸幸,尾池雄一,室原豊明,矢野聖二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです