PSAは分子量約100kDの単量体可溶性アミノペプチダーゼであり,活性にZnを必要とするメタロプロテアーゼの1つである.アミノペプチダーゼN (APN) と同様の基質特異性を有しながらピューロマイシンによる活性阻害の感受性がAPNの約100倍であるアミノペプチダーゼとして単離・クローニングされた.当初,エンケファリン分解酵素の候補と目されたが,細胞分裂やアポトーシスに関与する可能性も示されている.詳細な生理機能は不明である.